これまでのあらすじ

『病迷悪夢』
1章.病迷悪夢読者3996 評価34 分岐1
2章.病名不明の病読者1149 評価7 分岐1
3章.夢ギルドでの再会読者764 評価3 分岐1
4章.先輩読者640 評価2 分岐1
5章.影裏読者495 評価0 分岐1
6章.復讐読者514 評価0 分岐2
7章.出会い読者547 評価0 分岐1
8章.植物読者501 評価1 分岐1
9章.初依頼読者409 評価0 分岐1
10章.指名手配の悪夢を探して読者482 評価2 分岐1
11章.交戦開始読者419 評価0 分岐1
12章.交戦後__読者391 評価0 分岐1
13章.初依頼達成読者437 評価0 分岐1
14章.復讐に燃えて読者365 評価0 分岐2
15章.夢の病の裏。読者377 評価2 分岐1
16章.特訓開始読者462 評価0 分岐1
17章.二日目の海にて..読者416 評価0 分岐1
18章.棘葉と拳読者364 評価0 分岐1
19章.来訪、そして女子組入浴読者383 評価7 分岐1
20章.少女入浴中読者361 評価0 分岐1
21章.特訓最終日読者312 評価0 分岐1
22章.影裏のプライド読者356 評価0 分岐1
23章.暗き夜の妖精は夢を見るのか読者332 評価0 分岐1
24章.小さき姫は何を思う読者343 評価0 分岐1
25章.遂に開幕読者324 評価0 分岐1
26章.一回戦開始読者368 評価0 分岐1
27章.速けりゃいいってもんじゃない読者375 評価3 分岐2
28章.二回戦読者319 評価0 分岐1
29章.Bブロック一回戦読者352 評価3 分岐1
30章.有利的な展開読者307 評価0 分岐1
31章.属性?能力?そんなものは読者362 評価2 分岐1
32章.形勢逆転読者274 評価0 分岐1
33章.Bブロック一回戦、終了後読者347 評価2 分岐1
34章.四回戦読者372 評価0 分岐1
35章.反撃開始読者338 評価0 分岐1
36章.夢と現、誠と現読者298 評価0 分岐1
37章.次の試合。どうなる事やら読者306 評価0 分岐1
38章.魂削り取る者読者290 評価0 分岐1
39章.Bブロック二回戦読者378 評価4 分岐1
40章.Gブロック読者308 評価0 分岐1
41章.波乱の幕開け?読者322 評価0 分岐1
42章.Aブロック二回戦決着読者279 評価0 分岐1
43章.光操る者、魂削る者読者284 評価0 分岐1
44章.Bブロック決着読者291 評価0 分岐1
45章.残酷さがある者程____読者329 評価0 分岐1
46章.宿命読者336 評価0 分岐1
47章.棘葉の怒り読者520 評価0 分岐1
48章.メアのアドバイス読者312 評価0 分岐1
49章.Eブロック二回戦白熱読者335 評価1 分岐1
50章.Gブロック読者479 評価0 分岐1
51章.三回戦読者265 評価0 分岐1
52章.メアと阿須魔読者278 評価0 分岐1
53章.これが俺の能力読者385 評価0 分岐1
54章.Eブロック決着読者337 評価0 分岐1
55章.人間か、妖怪か?読者292 評価2 分岐1
56章.準々決勝読者340 評価0 分岐1
57章.魂対炎読者248 評価0 分岐1
58章.襲い狂う魂読者302 評価0 分岐1
59章.オメガオーラ読者393 評価0 分岐1
60章.月崎神の謎読者281 評価0 分岐1
61章.少女が視た未来読者347 評価2 分岐1
62章.現の想い、メアの悪感読者346 評価0 分岐1
63章.烈華と黒い音読者340 評価0 分岐1
64章.古の音色読者396 評価0 分岐1
65章.光と植物読者293 評価0 分岐1
66章.襲い来るメデューサと奇跡のサルビア読者484 評価1 分岐1
67章.溶岩と闇読者466 評価0 分岐1
68章.黒きオメガオーラ読者587 評価0 分岐1
69章.圧倒的読者329 評価0 分岐1
70章.最悪の未来が読者311 評価0 分岐1
71章.準決勝前夜読者283 評価0 分岐1
72章.準決勝開始 音塊に取りつかれた少女読者510 評価1 分岐1
73章.災いの暴食読者318 評価0 分岐1
74章.絶体絶命の危機読者271 評価0 分岐1
75章.災厄……読者459 評価1 分岐1
76章.音塊読者433 評価0 分岐1
77章.闘技場半壊読者328 評価1 分岐1
78章.開幕....読者395 評価2 分岐1
79章.限界の覚醒読者298 評価0 分岐1
80章.反劇読者430 評価0 分岐1
81章.静め始める音塊読者329 評価0 分岐1
82章.悪意の予感読者585 評価0 分岐1
83章.偽の実力、真の実力は?読者555 評価0 分岐1
84章.思い出し読者639 評価0 分岐1
85章.準決勝、二回戦読者429 評価0 分岐1
86章.闇の力読者295 評価0 分岐1
87章.オメガオーラvsオメガオーラ読者526 評価0 分岐1
88章.決勝へ読者305 評価0 分岐1
89章.決勝戦__敵の襲来読者288 評価0 分岐1
90章.試合開始読者308 評価0 分岐1
91章.影裏の過去読者565 評価0 分岐1
92章.決着読者322 評価0 分岐1
93章.決戦、開始読者537 評価0 分岐1
94章.激突読者352 評価0 分岐1
95章.炎vs雷土の猛者読者255 評価0 分岐1
96章.恐ろしき予知読者280 評価2 分岐1
97章.合流読者335 評価0 分岐1
98章.状況は更に上昇して読者253 評価0 分岐1
99章.闇の英雄(ヒーロー)読者461 評価0 分岐1
100章.花が咲く読者320 評価1 分岐1
101章.決着、聞きたい事、更なる襲来読者672 評価0 分岐1
102章.バクの目的読者324 評価2 分岐1
103章.任命読者456 評価1 分岐1
104章.十二騎士の選出読者612 評価2 分岐1
105章.迫り来る悪読者465 評価1 分岐1
106章.調査、遭遇読者382 評価0 分岐1
107章.ジルヘ到着読者532 評価0 分岐1
108章.ジルヘ____無酸素の草原読者531 評価0 分岐1
109章.洞窟の先へ読者671 評価0 分岐1
110章.採掘開始読者561 評価0 分岐1
111章.猛毒のオージュ読者423 評価0 分岐1
112章.デッドリーポイズン・ユニオン読者455 評価0 分岐1
113章.ゴーストの力読者513 評価0 分岐1
114章.ギルド帰還読者458 評価0 分岐1
115章.夢星祭読者328 評価1 分岐1
116章.祭りの始まり読者811 評価0 分岐1
117章.ついに始まる神輿バトル読者310 評価0 分岐1
118章.夢星祭恒例行事読者398 評価2 分岐1
119章.極寒では済まされない場所への行き方読者342 評価1 分岐1
120章.悠と烈華読者295 評価0 分岐1
121章.雪の下読者295 評価0 分岐1
122章.雪の民読者290 評価0 分岐1
123章.捜索読者278 評価0 分岐1
124章.雪の民と少女二人読者547 評価0 分岐1
125章.Battle of the snowy field………start!!読者294 評価0 分岐1
126章.悪夢的な妻たち読者359 評価1 分岐1
127章.襲撃読者350 評価0 分岐1
128章.雪山頂上決戦読者274 評価0 分岐1
129章.島へバカンス読者584 評価1 分岐1
130章.出会いは水上スキーに乗って読者621 評価0 分岐1
131章.海へ読者440 評価0 分岐1
132章.独占関白読者266 評価0 分岐1
133章.決戦の時読者622 評価2 分岐1
134章.第二妻、モノン読者444 評価0 分岐1
135章.vs名無し読者283 評価0 分岐1
136章.独占を止めろ読者485 評価0 分岐1
137章.嫉妬読者557 評価0 分岐1
138章.空の国とは一体?読者292 評価0 分岐1
139章.空の国の試練読者540 評価0 分岐1
140章.天罰もとい試練、の序章読者657 評価0 分岐1
141章.九天山のトラップ読者332 評価0 分岐1
142章.雷降は神の天罰なり読者289 評価0 分岐1
143章.老師読者413 評価0 分岐1
144章.ソニッカ襲来読者391 評価0 分岐1
145章.巨漢の悪夢読者302 評価1 分岐1
146章.GRAVITY 読者347 評価0 分岐1
147章.バクとの連絡読者304 評価0 分岐1
148章.雷鳴神読者301 評価0 分岐1
149章.重力に逆らえる者は神のみか?読者322 評価0 分岐1
150章.神(ゴッド)の力読者445 評価0 分岐1
151章.4つ目の石、少しの休息読者586 評価1 分岐1
152章.宿泊、そして入浴読者715 評価1 分岐1
153章.入浴と恋話読者449 評価1 分岐1
154章.いじめとメアの夢読者440 評価1 分岐1
155章.病迷の科学読者868 評価0 分岐1
156章.ネックレスの秘密読者455 評価0 分岐1
157章.黄金の野望読者408 評価1 分岐1
158章.カジノは本当に楽園なのか?読者585 評価2 分岐1
159章.死のカーニバル読者270 評価0 分岐1
160章.カジノシティ読者352 評価0 分岐1
161章.ギャンブルの沼へ読者472 評価0 分岐1
162章.恐ろしい罠読者461 評価0 分岐1
163章.ロシアンバトル開始読者481 評価0 分岐1
164章.帝斗vsケルベロス読者390 評価0 分岐1
165章.三首を討ち給え読者380 評価2 分岐1
166章.ロシアンバトル第2戦読者385 評価0 分岐1
167章.もしかしてデレたの?読者527 評価1 分岐1
168章.深緑と深い霧読者369 評価0 分岐1
169章.深緑の襲来読者765 評価1 分岐1
170章.ユメノチカラ読者429 評価0 分岐1
171章.死闘開戦読者369 評価0 分岐1
172章.闇は始終存在する読者372 評価2 分岐1
173章.ルビーvs烈華読者472 評価1 分岐1
174章.天照の加護の許読者873 評価0 分岐1
175章.どうせイカサマだし読者315 評価2 分岐1
176章.ガスの力vsモノン&小姫読者497 評価1 分岐1
177章.小姫覚醒…!?読者277 評価1 分岐1
178章.姫を目覚めさせるのは王子様だけ読者356 評価1 分岐1
179章.拳vsシルバー!!読者275 評価0 分岐1
180章.悪夢の混血読者749 評価3 分岐1
181章.ゲームは最終戦へ読者272 評価0 分岐1
182章.足りてないもの読者285 評価2 分岐1
183章.秘められた其の姿読者265 評価0 分岐1
184章.襲撃読者532 評価0 分岐1
185章.内側って意外と脆い読者266 評価1 分岐1
186章.時裂の塔読者419 評価0 分岐1
187章.過去読者239 評価1 分岐1
188章.人間狩りの始まり読者370 評価0 分岐1
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読者
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分岐
結城
17.08.31
370
0
1
時烈の塔____



ギルドから北東に数十㎞先に聳え立つ、古代の塔


古代、と言っても見た目だけの話だが、かなり古い円柱の建築物(ピサの斜塔の直径が大きくて、傾いてないのを思い浮かべてください)。ひび割れがよく見つかる



何層にも渡る巨塔。塔の頂は、雲の真下迄到達する


壁に沿う様に設置された階段で一つ一つ登って行くのである。昇降機なんて無い



実は二種類の最上階への行き方があるのだが、もう一つはまた後で








其処の最上階には、不思議な石が注連縄に締められ、祀られている





____時間を行き来出来る石






通称、三世石(ミツヨイシ)



三世とは、仏教用語で前世、現世、来世を意味する




だが、此の石はそうではなく、只単に、今と過去と未来を行き来出来るだけである






然し、注意すべき点が一つ




過去に行った場合、決して人と干渉してはならない




些細な事で、歴史は改変してしまう



些細な歴史の動きで、誰かが生き、誰かが死ぬ運命に変わる



此れ程迄に恐ろしい事はあるのだろうか







歴史は改変してはならない









若し過去に飛んだ場合は、霊体と同じ様に。否、存在も其の場に無い様にしなくてはならない____






________





「____………と、祀られている三世石と、些細な事での歴史の動きと其の恐ろしさについて話したが………理解出来たか?」

「何と無く理解出来た」

「………………」





がたん、ごとん




大きな馬車に揺られながら、時烈の塔へ向かう十二騎士御一行




メアがもう一度、徠亜の説明が少し大雑把だったのでと詳しく説明した



と言っても、内部構図とか時間行き来出来る石とかその辺だが






「……兎に角、若し過去に行った場合は、存在此処に在らず。全てを消した状態でなくてはいけない」

「全てを消すって、如何やるの?」





悠が首を傾げて問う



其れにニコリと笑うメア





「其処で、此れをやる。一寸全員、私を見てて。と、一つ宣告。私、其の場から動かないから」





注目、と全員の視線を集める



左手に死霊秘宝を出す



目を閉じて、詠唱する




「"我が姿を見るものは誰として皆無、足音は無音なり"____《『死霊秘宝 - 黒魔術・暗影黒歩(シャドウヴェール)』》」






嘗て名無しの吸血鬼に掛けた魔術である



パッ、とメアの姿が消える




気配も存在も完全に断ち切り、姿も見えず、足音も、と言うより音も何もかもが消える



そんな黒魔術である




「はっ?!え、ちょ、何処行った?」

「え、否、動かないって言ってたけど………」





隣に座って居る悠が、メアの居た位置にふよふよと、宙で手を動かす



が、触れているのは空気のみ



霊体になっているのか?





「帝斗、烈華、何か視えない?人型とか」

「ん………否、何も無い」

「僕にも何も…………霊体になっても無い、完全に存在が断ち切られてます」




霊の視える二人が目を凝らして視るが、矢張り何も無い





「…変なの〜」





と、悠が其の場から手を引いた直後____





「まあ、こんなものよ」

「「「わぁっ!!?」」」




突然姿を現わす




「な、何で今……姿現したの……?!」

「だって悠がふよふよ手を動かしてる所が丁度私の胸の位置だったから」

「え。




…………でも今、ぺったんこじゃん」





※サラシでギチギチに締めているからです





「……兎に角、触られながら存在出すのが嫌なの。然も、身体摺り抜けてるし」

「怖ッ!」




気配も消す


熱も消す


存在も消す




己の全てを消し去る



其れが、此の魔術の効果である





此れさえ有れば、本当に誰にも気付かれないし、力を解かない限り、誰にも干渉は出来ないのである



勿論心霊写真で写る、なんて事も無い




幾ら強かろうが、此れを見破れる者は居ない





「とまあ、過去に行った場合は此れを全員に掛ける。解こうと思うなよ?幾ら難易度Dのヤツだからって、解けるモノじゃ無いし、抑も難易度Dクラスのを態々最高クラスに迄上げたんだからな」

「まあ、其れさえ有れば怖いモノ無しだな。……っと、長話してる間にもう着くぞ、時烈の塔へ」




馬車の窓を開けて、外を見る徠亜



其れに続いて、他の人達も外を見る







広大な森に有る一本道の先




近付けば近付く程、其の大きさが身に染みる




天を見上げれば、頂がギリギリ見えるか見えないか、そんな大きな塔





____時烈の塔、到着















同時刻、盗賊狩りをして居た白夜と朧、そして其れを見物して居たトワイライトが時烈の塔へ到着する




時烈の塔は実は二つ入り口があり、また先程も述べた通り、二種類の最上階への行き方がある




一つは前述の、壁に沿う様にして設置された階段を登る事



もう一つは、層ごとにバラバラに配置されている階段を登る事




時烈の塔の内部は迷路状になっており、正式な経路を通って行けば階段に辿り着く




内部は多少、壁沿いの階段よりかは距離が短縮出来るのだが、迷路状なので見つけるのに手間が掛かる




一層の事壊そうぜ、なんて思考は辞めといた方がいい



道を区切る壁は、天井に迄届いている




崩したら、上の層を支える役割も果たす壁が無くなる事により、上の層が崩れ落ちてくるからである





落ちたら落ちたで天罰を喰らう





まあ迷路は、スリルを味わえるからいいだろう







三人が選んだのは…………____





「内部から行くか?」

「……内部からだな」

「………内部からか」




トワイライトはあまり乗り気では無い様子




安全性よりスリルを選んだ彼等であった















「……うわぁ………でっか」

「本当だ………首が痛いです」

「今にも崩れそうな気がする………宛ら傾いてないピサの斜塔だな」

「おーいお前ら、其処でボーッと突っ立ってないで、置いてくぞ」




外から塔を眺めている拳、誠、槍児


徠亜に注意される





入り口入って直ぐ左手、壁沿いの階段がある




此れをぐるぐると登って行けば、最上階へ辿り着く






然し道のりが長い



何にせよ、頂が雲の真下だから















「ッ、はぁ…………な、長い………足疲れた」

「ガタガタする、足が………」





殆どが疲れ切っている




現在、位置的には半分




普通に立っているのは、徠亜、メア、拳、影裏、棘葉の五人だけである





「………だらしないなぁ、あの九天山の蔦登るよりかは楽だぞ?」

「否、まあ、そうなんだけどさ…………あれって休んだら死ぬじゃん………?」

「………まあ、そうだね」




気を緩めて手を離したら、一気に地面に激突して御臨終


然し此れは階段。休んでも大丈夫



気の緩みであろう





「………でも、急ぐよ。…………近くで、生物の気配がする。人型だ。



…………只でさえ、此処に訪れる奴なんて居ないのに…………。またバクの手下とか、其の辺かね」

「たくよぉ………何で選りに選って同じタイミングで同じ所にあるのを狙うんかね奴等は」

「大体お前から場所言うんだろうが」




グチグチと言葉を漏らす徠亜に突っ込むメア





「兎に角、後半分だよ。……………本気で無理って奴は、手を上げろ。上げた腕を耳に付けて」



14-5………九人の内、五人がゆっくりとだが、ぴしっと手を上げる




誠、小姫、小夏、銃菜、刀子…………____




「悉く女ばかりだな。誠は年相応、小姫と銃菜は病弱だからまあ分かるんだが………………まあ、極力無理をしないで。多分、戦闘控えそうだし。………吸血鬼(ヴァンパイア)」

「何故雑用に一々俺を呼んでくるのかなァ主人?」

「……そして、何故私達も」

「呼ばれるんですの?」




何時もの男吸血鬼と、今まで出て来た事の無い、顔の似た美人吸血鬼が二人が召喚される



名はあるが、告げない吸血鬼姉妹





「何故って………だって人間に友好的だから」

「それだけ………?で、何をしろと言うんです?」

「彼女等抱えてくれれば有難い」

「矢張り其れかよ。………雑いなぁ、よッと」

「全くですわ、よいしょッと」

「ほいさ〜、っと」



性別云々からだろうか



男吸血鬼は誠を抱え、吸血鬼姉妹は其々二人ずつ、両腕に女性陣等を抱える


片手で姫抱きしてるような感じである




吸血鬼、強し。軽々と抱える





「却説、上行くか」




引き続き、最上階を目指す

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筆者:Kd  読者:256  評価:0  分岐:1

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