これまでのあらすじ
『病迷悪夢』
悠「酸素が無いのに草原と呼ばれる。入り込んだ動物達は死に行く………。まるで死の草原ね」
拳「本当に、そうだな」
メア「……小姫、あまり周り見るなよ」
____屍が凄いあるから……____
小姫「う………は、はい……ぃ」
其れでも少しチラチラと周りを見てしまう
棘葉「………………。
仕様がないなあ。誰か、布持ってないか?若しくはアイマスク」
棘葉は何をするつもりなのだろうか
徠亜「?否、流石に無いと思うが」
メア「布?……嗚呼そう言う事。ほいっ」
先程まで無かったのに、手にいつの間にか布を握っていたメア
ニヤリと笑いながら、其れを投げ付けて渡す
棘葉「有難う。…と、小姫、一寸ジッとしててね」
小姫「うぇ?!は、はい…!」
布で、小姫の目を覆うようにする
其れから……____
棘葉「よっ、と」
小姫「!?」
____身体が、浮き上がった…?!____
銃菜「紳士ねぇ」
刀子「やるぅ」
小姫「えっ、えっ……えっ?…!?」
棘葉が小姫に、俗に言うお姫様抱っこをしているのである
当の小姫は、察してるような察してないような感じ
影裏「さっさとしろ」
棘葉「五月蝿いな」
少々待たせてたようである
あまり揺らさないようにして、歩き始める
他の人も、歩き始める
*
*
*
____ジルヘ洞窟前
洞窟内は、先が見えない
とてもとても暗い
メア「…んー、矢張り中は暗いな。如何する?あの魔術を全員に掛ける事、一応出来るが……ライア?」
徠亜「あの魔術?嗚呼、猫目眼(キャットアイ)か。そうだな……辺りを光で照らして、奴等にバレても困るしな。其れに、お前なら多少力を使っても問題無さそうだしな」
ニカッと笑う徠亜
メア「捨て駒扱いか?……小姫の力も貸してもらいたいところだが、彼女の力が必要そうなのはもう少し先な気がする。
光____闇がある程、その明るさは深みを増す。闇が、光がある程暗さが深みを増すのと同じ様なものだ。此の洞窟内、私や影裏の様な闇の能力者もそうだが、光の能力も威力を増す。………力を、温存させておかねば。
一寸、全員集まって、私を中心に、円になって」
ちょっとした合図を出す
帝斗「何ですか?」
メア「ん、今から全員に魔術をかける。暗闇でも、真昼の空の下に居るくらいの視界で見える、そんなもの」
影裏「…は、そんなもの俺には必要ない」
メア「…確かに闇と光の能力者は、他者より少し暗闇が見渡せるが、其れでも手に松明を持って居る様な感じだ。何方にせよ、あまり見渡せはしない。そういう意地も、命取りとなる。
………まあ、取り敢えず、そんな魔術をかける。全員、目を閉じろ。目が潰れるぞ。かけ終わったら、ゆっくり目を開けろ。
"全ての闇夜を見抜く猫の目、我等にその力を"____《『死霊秘宝 - 黒魔術・猫目眼(キャッツアイズ)』》
(本来はcat eyeだが、今回は多数にかける術なのでcats eyes、複数形)
ゆっくりと目を開ける一同
特に変わりはないが
メア「………却説、中に入るぞ。外に居ると、目が焼けるからな」
1人だけ、目が紅くなっていた
血の様に、紅く____
*
*
*
____内部
烈華「本当に、明るく見えますね」
小夏「外に居たら、本当に目が焼けそう。本来はあの暗さだから…」
そう、本来は何も見えないくらいに暗い
だが、今は全て見渡せる。千里眼、とまではならないが
徠亜「……ん、そうだ誠、大丈夫か?」
誠「は、はい!まだ大丈夫です。
…だけど、フルパワーで出してるので、戦闘に参加が……神経をかなり使うので……」
徠亜「…そうか。でも、無理はするな、頑張れ」
メア「誠、無理そうになったら直ぐ私に言え。お前を守る事も、私が此の世界に来た理由の1つ。……現が五月蝿いからな」
そんな会話をしながら、石がありそうな場所____洞窟内の、あの大きな空間のある場所へ向かう
拳「本当に、そうだな」
メア「……小姫、あまり周り見るなよ」
____屍が凄いあるから……____
小姫「う………は、はい……ぃ」
其れでも少しチラチラと周りを見てしまう
棘葉「………………。
仕様がないなあ。誰か、布持ってないか?若しくはアイマスク」
棘葉は何をするつもりなのだろうか
徠亜「?否、流石に無いと思うが」
メア「布?……嗚呼そう言う事。ほいっ」
先程まで無かったのに、手にいつの間にか布を握っていたメア
ニヤリと笑いながら、其れを投げ付けて渡す
棘葉「有難う。…と、小姫、一寸ジッとしててね」
小姫「うぇ?!は、はい…!」
布で、小姫の目を覆うようにする
其れから……____
棘葉「よっ、と」
小姫「!?」
____身体が、浮き上がった…?!____
銃菜「紳士ねぇ」
刀子「やるぅ」
小姫「えっ、えっ……えっ?…!?」
棘葉が小姫に、俗に言うお姫様抱っこをしているのである
当の小姫は、察してるような察してないような感じ
影裏「さっさとしろ」
棘葉「五月蝿いな」
少々待たせてたようである
あまり揺らさないようにして、歩き始める
他の人も、歩き始める
*
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*
____ジルヘ洞窟前
洞窟内は、先が見えない
とてもとても暗い
メア「…んー、矢張り中は暗いな。如何する?あの魔術を全員に掛ける事、一応出来るが……ライア?」
徠亜「あの魔術?嗚呼、猫目眼(キャットアイ)か。そうだな……辺りを光で照らして、奴等にバレても困るしな。其れに、お前なら多少力を使っても問題無さそうだしな」
ニカッと笑う徠亜
メア「捨て駒扱いか?……小姫の力も貸してもらいたいところだが、彼女の力が必要そうなのはもう少し先な気がする。
光____闇がある程、その明るさは深みを増す。闇が、光がある程暗さが深みを増すのと同じ様なものだ。此の洞窟内、私や影裏の様な闇の能力者もそうだが、光の能力も威力を増す。………力を、温存させておかねば。
一寸、全員集まって、私を中心に、円になって」
ちょっとした合図を出す
帝斗「何ですか?」
メア「ん、今から全員に魔術をかける。暗闇でも、真昼の空の下に居るくらいの視界で見える、そんなもの」
影裏「…は、そんなもの俺には必要ない」
メア「…確かに闇と光の能力者は、他者より少し暗闇が見渡せるが、其れでも手に松明を持って居る様な感じだ。何方にせよ、あまり見渡せはしない。そういう意地も、命取りとなる。
………まあ、取り敢えず、そんな魔術をかける。全員、目を閉じろ。目が潰れるぞ。かけ終わったら、ゆっくり目を開けろ。
"全ての闇夜を見抜く猫の目、我等にその力を"____《『死霊秘宝 - 黒魔術・猫目眼(キャッツアイズ)』》
(本来はcat eyeだが、今回は多数にかける術なのでcats eyes、複数形)
ゆっくりと目を開ける一同
特に変わりはないが
メア「………却説、中に入るぞ。外に居ると、目が焼けるからな」
1人だけ、目が紅くなっていた
血の様に、紅く____
*
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*
____内部
烈華「本当に、明るく見えますね」
小夏「外に居たら、本当に目が焼けそう。本来はあの暗さだから…」
そう、本来は何も見えないくらいに暗い
だが、今は全て見渡せる。千里眼、とまではならないが
徠亜「……ん、そうだ誠、大丈夫か?」
誠「は、はい!まだ大丈夫です。
…だけど、フルパワーで出してるので、戦闘に参加が……神経をかなり使うので……」
徠亜「…そうか。でも、無理はするな、頑張れ」
メア「誠、無理そうになったら直ぐ私に言え。お前を守る事も、私が此の世界に来た理由の1つ。……現が五月蝿いからな」
そんな会話をしながら、石がありそうな場所____洞窟内の、あの大きな空間のある場所へ向かう
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筆者:Kd 読者:668 評価:0 分岐:1