これまでのあらすじ
『病迷悪夢』
メア「……って、あ」
拳「っ、ぐぁ、目が……ッ!」
小夏「目が、焼ける……!!」
棘葉「ッが、ぁあ……!」
途端に全員が目を抑え始める
メア「ちっ、解除!」
魔術の効果を切る
メア「ある程度の光灯したら、此の魔術をかけた者は目を失明する恐れがある……寸前で気づいて良かった」
暗闇の中で、視界が真昼の空の下と同じくらいに見えるということは、普通の明るさで此れを使うと、目に途轍もないくらいの光が集中して入って来る
吸血鬼が日が苦手なのと多少似た感じである
____あと数秒も経てば目が潰れてたな…____
チカチカと、紅い目から黒い目に戻る
徠亜「お前の……力は………強過ぎる代わりに扱いが難しいん、だよ…!」
メア「失礼しましたね。………と、此処はあの吸血鬼(屍鬼)が最後に居た所か。悪夢の住人を見かけた所でもあるが。……可笑しいな、此の空間だけ空気がある。
……回収する時に、シューの力を此処で切り離して、置き去りにしたのが、此の空間内に漂ってたのか」
(シュー=大気の神)
合点が行った
目を細め、周りを見る
此の空間は、とても広い
今は、小姫の灯す光が辺りを照らしている
だが、其れでも、光源から一番遠い所には光が届かない。それほど広い
____酸素が漂って居ても、少量だな、薄い____
メア「"創造神の自慰の許に誕生した者は、天地を引き剥がした"____拡散、《『死霊秘宝 - 黒魔術・古来の大気(シュー)》』」
酸素を更に濃くさせる
………………
幻影の石………
メア「此の空間に、あるな。幻影の石程ではないが、希少な鉱石が多い。更に、破片と似た様な気も感じる」
徠亜「そうだな、俺も感じる。
いいか全員、よく聞け。此の大広間に、幻影の石がある筈だ。此れからは単独行動となるが____彼奴等は居ないのか」
拳「彼奴等?」
メア「悪夢の住人。私の屍鬼…アンデッドな、其奴に視察に行かせた時、此処に5人の悪夢の住人が来た。………今は居ないようだ。辺りを散策してるのか?」
徠亜「じゃあ、それに気を付けながら、解散!各自、幻影の石を発掘せよ」
誠「発掘って…」
____言うんですかね…?____
*
*
*
サザヌクロ「…匂う、嗚呼匂う。幻影の石が……。
人間の匂いもするな…」
ドルドラ「ふんふ〜ん♪人数は14人、中でも5人が手強いね〜。オメガオーラ使いが3人と見た」
パッキャル「でもそれよりも、残りの2人が強い。1人は……かつてバク様と戦った奴っすね、此の気配は。もう1人は……力を隠してるんすかね」
シックスラブ「ふーん、どうでもいいわ。でも、私はどの男を殺そうかしら…♪」
オージュ「ち、十二騎士と呼ばれる奴等か。奴等を全滅させ、幻影の石を探すぞ!」
悪夢の住人達
暗闇の中でも、ずんずんと進んでいく
*
*
*
拳「何処だ〜、幻影の石何処だ〜」
槍児「そう簡単には見つからないだろ……」
帝斗「希少の中の希少ですからね」
,
'
槍児「!?」
拳「何時から居た!?」
帝斗「否、ずっと居ましたが…」
帝斗は影が薄過ぎる
烈華「……来る」
悠「え?」
____未来予知
メア「……戻って来た?其れとも……____」
徠亜「総員、戦闘体制に付け!先陣は…」
メア「私がやる。………」
チラリと烈華を見る
それにコクリと頷く
烈華「弾幕…ですか、弾丸ですか…、其れが放たれます」
メア「了解。《『赤手尺鉄』》………」
…………
十二騎士が入って来た方向から、何かがキラッと光るのが見える
____来る
光ったものは、弾幕か、弾丸か
何方でも良いが、紫色に、毒々しく輝いている
メア「"女神の恩恵は偉大なものなり、城塞都市を守護した者、汝等を守り給え"____《『アテーナートイコス』》、覆え!」
透明な防御壁を展開する
その瞬間、目にも留まらぬ速さで走り出す
到底避けられるほどではないくらい、埋め尽くされてる弾幕か弾丸____もう弾幕とするか____を避ける。避けるが、弾幕を落としてもいる
メア「おいおい、此れは反則級じゃないのか?そして美しくない。
lunatic、ってか」
防御壁は、弾幕をビシビシと受け止め、カランカラン…と落とす
だが結界とは違う、所詮はただの防御壁
特殊な力の働くモノではあるが、いずれ朽ちる
残りの全員が構え、待つ
____此の攻撃の元を抑えつけなければ……。
元は………____
メア「お前か、ッ!」
オージュ「っち、とんでもないな、あの攻撃を避けるとはッがっ!?」
横に蹴る
攻撃が止んでくる
メア「全員、防御壁を切る!避けて、かかれ!!
____解除!」
防御壁が消える
全員が、最後の攻撃を避け、敵に向かう
壁に弾幕が当たる
……………
メア「って、危なっ」
背後から来る攻撃を、横に回って避ける
パッキャル「えー、今のも避けるんすか〜?」
オージュ「……っつつ」
徠亜「ようお前等、何しに来た?」
徠亜が問う
オージュ「…は、そんなもの、勿論幻影の石を手に入れる為に決まってんだろッ!!」
徠亜「うおっと」
身体を反らして避ける
拳「幻影の石を手に入れる、だと?…お前等なんかにやらせるか!」
サザヌクロ「ふん、軟弱め……ッッ!?」
攻撃を避け、相手に技を撃ち込む
ドルドラ「目的を果たす為に、倒れてくれないかな〜?」
影裏「誰が倒れるか、巫山戯るなッ…!」
ドルドラ「おわッ!!?」
攻撃を避け続けた後、一気に技を撃ち込む
シックスラブ「好い男じゃない………ふふ♪殺し甲斐がありそうね、強いし」
棘葉「あ?それはどうも。でも、俺等の邪魔するな」
シックスラブ「っく…?!」
地面を蹴って、相手に接近してから、蹴りを入れる
………………
メア「なんかあっさりし過ぎじゃない?」
徠亜「弱いにも程があるだろ」
____まだ次があるみたいに……____
なんか普通に倒してしまった
____が
オージュ「ッ………ふ、ふふ、ははは」
誠「ッ!」
ゾワッ、と身体に何かが走る気がした
オージュ「はは、こんなの、未だ序の序だ」
普通に立ち上がる
その上………____
小夏「……闘力増加した…?!」
小姫「一気に………。………力を、隠してた…?」
メア「……いや〜、隠し過ぎじゃないか?」
徠亜「最初から普通に来いっての」
所謂本気モード、若しくはそれ以上になる相手
オージュ「お前等人間共は、所詮此の程度か?本気を出してない奴も居たがな………此の程度で終わりと思うなよ」
拳「っ、ぐぁ、目が……ッ!」
小夏「目が、焼ける……!!」
棘葉「ッが、ぁあ……!」
途端に全員が目を抑え始める
メア「ちっ、解除!」
魔術の効果を切る
メア「ある程度の光灯したら、此の魔術をかけた者は目を失明する恐れがある……寸前で気づいて良かった」
暗闇の中で、視界が真昼の空の下と同じくらいに見えるということは、普通の明るさで此れを使うと、目に途轍もないくらいの光が集中して入って来る
吸血鬼が日が苦手なのと多少似た感じである
____あと数秒も経てば目が潰れてたな…____
チカチカと、紅い目から黒い目に戻る
徠亜「お前の……力は………強過ぎる代わりに扱いが難しいん、だよ…!」
メア「失礼しましたね。………と、此処はあの吸血鬼(屍鬼)が最後に居た所か。悪夢の住人を見かけた所でもあるが。……可笑しいな、此の空間だけ空気がある。
……回収する時に、シューの力を此処で切り離して、置き去りにしたのが、此の空間内に漂ってたのか」
(シュー=大気の神)
合点が行った
目を細め、周りを見る
此の空間は、とても広い
今は、小姫の灯す光が辺りを照らしている
だが、其れでも、光源から一番遠い所には光が届かない。それほど広い
____酸素が漂って居ても、少量だな、薄い____
メア「"創造神の自慰の許に誕生した者は、天地を引き剥がした"____拡散、《『死霊秘宝 - 黒魔術・古来の大気(シュー)》』」
酸素を更に濃くさせる
………………
幻影の石………
メア「此の空間に、あるな。幻影の石程ではないが、希少な鉱石が多い。更に、破片と似た様な気も感じる」
徠亜「そうだな、俺も感じる。
いいか全員、よく聞け。此の大広間に、幻影の石がある筈だ。此れからは単独行動となるが____彼奴等は居ないのか」
拳「彼奴等?」
メア「悪夢の住人。私の屍鬼…アンデッドな、其奴に視察に行かせた時、此処に5人の悪夢の住人が来た。………今は居ないようだ。辺りを散策してるのか?」
徠亜「じゃあ、それに気を付けながら、解散!各自、幻影の石を発掘せよ」
誠「発掘って…」
____言うんですかね…?____
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サザヌクロ「…匂う、嗚呼匂う。幻影の石が……。
人間の匂いもするな…」
ドルドラ「ふんふ〜ん♪人数は14人、中でも5人が手強いね〜。オメガオーラ使いが3人と見た」
パッキャル「でもそれよりも、残りの2人が強い。1人は……かつてバク様と戦った奴っすね、此の気配は。もう1人は……力を隠してるんすかね」
シックスラブ「ふーん、どうでもいいわ。でも、私はどの男を殺そうかしら…♪」
オージュ「ち、十二騎士と呼ばれる奴等か。奴等を全滅させ、幻影の石を探すぞ!」
悪夢の住人達
暗闇の中でも、ずんずんと進んでいく
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拳「何処だ〜、幻影の石何処だ〜」
槍児「そう簡単には見つからないだろ……」
帝斗「希少の中の希少ですからね」
,
'
槍児「!?」
拳「何時から居た!?」
帝斗「否、ずっと居ましたが…」
帝斗は影が薄過ぎる
烈華「……来る」
悠「え?」
____未来予知
メア「……戻って来た?其れとも……____」
徠亜「総員、戦闘体制に付け!先陣は…」
メア「私がやる。………」
チラリと烈華を見る
それにコクリと頷く
烈華「弾幕…ですか、弾丸ですか…、其れが放たれます」
メア「了解。《『赤手尺鉄』》………」
…………
十二騎士が入って来た方向から、何かがキラッと光るのが見える
____来る
光ったものは、弾幕か、弾丸か
何方でも良いが、紫色に、毒々しく輝いている
メア「"女神の恩恵は偉大なものなり、城塞都市を守護した者、汝等を守り給え"____《『アテーナートイコス』》、覆え!」
透明な防御壁を展開する
その瞬間、目にも留まらぬ速さで走り出す
到底避けられるほどではないくらい、埋め尽くされてる弾幕か弾丸____もう弾幕とするか____を避ける。避けるが、弾幕を落としてもいる
メア「おいおい、此れは反則級じゃないのか?そして美しくない。
lunatic、ってか」
防御壁は、弾幕をビシビシと受け止め、カランカラン…と落とす
だが結界とは違う、所詮はただの防御壁
特殊な力の働くモノではあるが、いずれ朽ちる
残りの全員が構え、待つ
____此の攻撃の元を抑えつけなければ……。
元は………____
メア「お前か、ッ!」
オージュ「っち、とんでもないな、あの攻撃を避けるとはッがっ!?」
横に蹴る
攻撃が止んでくる
メア「全員、防御壁を切る!避けて、かかれ!!
____解除!」
防御壁が消える
全員が、最後の攻撃を避け、敵に向かう
壁に弾幕が当たる
……………
メア「って、危なっ」
背後から来る攻撃を、横に回って避ける
パッキャル「えー、今のも避けるんすか〜?」
オージュ「……っつつ」
徠亜「ようお前等、何しに来た?」
徠亜が問う
オージュ「…は、そんなもの、勿論幻影の石を手に入れる為に決まってんだろッ!!」
徠亜「うおっと」
身体を反らして避ける
拳「幻影の石を手に入れる、だと?…お前等なんかにやらせるか!」
サザヌクロ「ふん、軟弱め……ッッ!?」
攻撃を避け、相手に技を撃ち込む
ドルドラ「目的を果たす為に、倒れてくれないかな〜?」
影裏「誰が倒れるか、巫山戯るなッ…!」
ドルドラ「おわッ!!?」
攻撃を避け続けた後、一気に技を撃ち込む
シックスラブ「好い男じゃない………ふふ♪殺し甲斐がありそうね、強いし」
棘葉「あ?それはどうも。でも、俺等の邪魔するな」
シックスラブ「っく…?!」
地面を蹴って、相手に接近してから、蹴りを入れる
………………
メア「なんかあっさりし過ぎじゃない?」
徠亜「弱いにも程があるだろ」
____まだ次があるみたいに……____
なんか普通に倒してしまった
____が
オージュ「ッ………ふ、ふふ、ははは」
誠「ッ!」
ゾワッ、と身体に何かが走る気がした
オージュ「はは、こんなの、未だ序の序だ」
普通に立ち上がる
その上………____
小夏「……闘力増加した…?!」
小姫「一気に………。………力を、隠してた…?」
メア「……いや〜、隠し過ぎじゃないか?」
徠亜「最初から普通に来いっての」
所謂本気モード、若しくはそれ以上になる相手
オージュ「お前等人間共は、所詮此の程度か?本気を出してない奴も居たがな………此の程度で終わりと思うなよ」
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筆者:Kd 読者:421 評価:0 分岐:1