これまでのあらすじ
『病迷悪夢』
影裏「………ドリームフォース…?」
メア「直訳すると、夢の力。霧、森、風、水の能力を持つ者にのみ発動する、謂わばオメガオーラの、一部の能力者限定………って感じ。力は殆ど変わらないが」
____にしても………………
此の闘力、騎士団の中で二番目に高いな____
囚われの身であった少女、七瀬 小夏
夢世界に来て、其の時間の半数、否__殆どの時間は悪夢の住人、ネッシュの手によって幽閉されていた
そんな少女は、覚醒した
弱いだなんて、言わせない
____私が、皆を守る
小夏「ッ!!」
エメラルド「おッと!?」
____チィッ、此奴……先刻と全然違う……____
仲間を侮辱した怒り
仲間を失うかもしれない、もう失いたくない悲しみ
其の想いが、小夏の力を増幅させた
怒りをエメラルドに、全身全霊を込めてぶつける
エメラルド「ッ……………油断ならねェな、ッラァ!!」
小夏「うぐッ……!!」
小夏が先刻、エメラルドに怒りをぶつける____基、殴り掛かった時に、接近したのを利用する
能力で、地面から樹木を急速に生やす
其の樹木が、小夏の身体を縛り付ける
小夏「ッ……くぁ……ァ…ッ!!」
____苦…………し、い……!____
エメラルド「所詮は使い用途の無い霧使い。其れに光も混ぜてるなんてなァ………
俺みたいな植物使いにはとッ___ても有難ェンだよなァ!?」
植物は、水と光、後は空気もそうなのだが、其れ等があれば育つ
小学校の理科での知識である
本当は、普通に考えて小夏の能力は、植物系能力には不利
だって其れは、植物系の能力者にとっては有利となってしまうから
____但し、完全に不利と言うわけでもない
水を与え過ぎれば、どうなるか?
光を当て過ぎれば、どうなるか?
光の件については、現実でも未だ上手く解明されていないことなので何とも言えない。只の目眩ましでしかないのである
水は、与え過ぎると植物が過湿になる
植物は人間と同じように、呼吸をする
過湿になってしまうと、呼吸による酸素供給が出来なくなり、結果、根腐れを起こして枯れてしまう
____水を与え、腐らせろ
小夏「……の…………の…すぎ………ゅ…い………!」
小夏が途切れ途切れに、言葉を発す
エメラルド「…あァ?何だって?」
小夏「………聞こえて、なかっ、たの?………水の、摂取の……し過ぎは、注意……って言ったの!!《『霧・集中(ミスト・インベル)』》!」
エメラルド「あ?只の霧じゃねぇか。効かねぇッつってンだろ」
小夏「………………ふふ、それはどうかしら」
エメラルド「はァ?」
ギッ……と硬く、樹木で縛られていて苦痛の表情を浮かべる小夏
然し、微かに余裕の笑みが見える
霧____其れは雲も同一
霧は謂わば、雲が低い位置に来たようなモノである
雲のダウングレート版、其れが霧____そんなモノ
雲の中には、細かい氷や水の粒が大量にある
………つまり?
小夏「『水の摂取のし過ぎは注意』、三回目よ、此れを言うのは。《『霧雨・大渦(プルウィア・ウェルテクス)』》、集まれ、集まれ、霧よ、雲よ、水よ!!」
霧を大量に放出
雲が出来
水が出来
大量の水が、放たれる
エメラルド「こんだけの水を出して何になるンだ」
小夏「……ふふ、樹木を見てごらんなさいな」
エメラルド「あァ?」
樹木を見るエメラルド
特に変わりは無………………
エメラルド「!?」
____馬鹿な、俺の造った樹木が………
枯れてる、だと!?____
樹木は過湿になり、酸素が供給出来なくなり、段々と枯れ、そして朽ちてゆく
ボト、ボト………と、枯れた樹木が落ちる
その隙を狙い、小夏は力を外に少し解放し、一気に枯れた樹木を吹き飛ばす
そして、着地
小夏「……ふぅ、此れは小学生の知識よ?
____誤算だったわね」
エメラルド「く、そ………だが、未だ此れで終わりじゃねェ!!」
小夏「いいえ、エメラルド、貴方はもう終わり。此の空間は、水で覆い尽くされている。其れが何か、分かる?
霧と水は、同体。《『霧光・束縛(ミスト・フェッセルーメン)』》!」
エメラルド「がァッ!!?」
____形成、逆転
霧____基、水で造った鎖のようなモノで、エメラルドの身体を縛る
小夏「この勝負は、私の勝ち」
霧、雲、から氷へ
氷で、剣を造形する
エメラルド「嘘だ………、嘘だ嘘だ嘘だ!!此の俺が、負けるなんて………!!」
小夏「……それじゃあ」
ザシュッ……_____
剣でエメラルドを刺す
エメラルド「グアァァァァァッッ!!!?」
グッ……と、更に奥に差し込む
そして、引き抜く
耳を貫くような悲鳴を上げながら
____エメラルドは消滅
____勝者、七瀬 小夏
空間から、小夏の姿が消える
_______________
ゴールド「………真逆、エメラルドがやられるなんてな…」
小夏「おっ、と!」
空間から転移されてきた小夏
空中から現れ、スタッと着地する
徠亜「………霧に雲に、水に氷か」
メア「状態変化。霧は使い所が無いと、油断したのが運の尽きだったな。
____水系統は、一番強いから」
水は、と言うより液体系、または其の派生能力は、固体・液体・気体と、其の姿を変えて来る
戦闘バリエーションがとても多い
弱いと見せかけて、実は一番強い能力である
但し、状態変化を行うのは、意外と至難の業
影裏「大丈夫か、小夏」
小夏「う、うん!大丈夫、服濡れちゃったけど!」
影裏「……………………」
チラッと、小夏から目を逸らす影裏
____………………透けてた………____
水で、まあ、色々と(察せ)
メア「………………………影裏~、後で一寸来い。
あと、ほら、タオル」
影裏「………!?」
小夏「あっ、有難う!」
一瞬だけ黒い笑みを、影裏に向けてしたメア
影裏の顔が、若干青くなっている
そしてその後に、小夏にタオルを渡す
____一体、何処から出てきたのか
拳「よし、二勝目だな!」
ゴールド「未だ二勝目、だがな。
____ゲームは未だ未だ始まったばかりさ」
メア「直訳すると、夢の力。霧、森、風、水の能力を持つ者にのみ発動する、謂わばオメガオーラの、一部の能力者限定………って感じ。力は殆ど変わらないが」
____にしても………………
此の闘力、騎士団の中で二番目に高いな____
囚われの身であった少女、七瀬 小夏
夢世界に来て、其の時間の半数、否__殆どの時間は悪夢の住人、ネッシュの手によって幽閉されていた
そんな少女は、覚醒した
弱いだなんて、言わせない
____私が、皆を守る
小夏「ッ!!」
エメラルド「おッと!?」
____チィッ、此奴……先刻と全然違う……____
仲間を侮辱した怒り
仲間を失うかもしれない、もう失いたくない悲しみ
其の想いが、小夏の力を増幅させた
怒りをエメラルドに、全身全霊を込めてぶつける
エメラルド「ッ……………油断ならねェな、ッラァ!!」
小夏「うぐッ……!!」
小夏が先刻、エメラルドに怒りをぶつける____基、殴り掛かった時に、接近したのを利用する
能力で、地面から樹木を急速に生やす
其の樹木が、小夏の身体を縛り付ける
小夏「ッ……くぁ……ァ…ッ!!」
____苦…………し、い……!____
エメラルド「所詮は使い用途の無い霧使い。其れに光も混ぜてるなんてなァ………
俺みたいな植物使いにはとッ___ても有難ェンだよなァ!?」
植物は、水と光、後は空気もそうなのだが、其れ等があれば育つ
小学校の理科での知識である
本当は、普通に考えて小夏の能力は、植物系能力には不利
だって其れは、植物系の能力者にとっては有利となってしまうから
____但し、完全に不利と言うわけでもない
水を与え過ぎれば、どうなるか?
光を当て過ぎれば、どうなるか?
光の件については、現実でも未だ上手く解明されていないことなので何とも言えない。只の目眩ましでしかないのである
水は、与え過ぎると植物が過湿になる
植物は人間と同じように、呼吸をする
過湿になってしまうと、呼吸による酸素供給が出来なくなり、結果、根腐れを起こして枯れてしまう
____水を与え、腐らせろ
小夏「……の…………の…すぎ………ゅ…い………!」
小夏が途切れ途切れに、言葉を発す
エメラルド「…あァ?何だって?」
小夏「………聞こえて、なかっ、たの?………水の、摂取の……し過ぎは、注意……って言ったの!!《『霧・集中(ミスト・インベル)』》!」
エメラルド「あ?只の霧じゃねぇか。効かねぇッつってンだろ」
小夏「………………ふふ、それはどうかしら」
エメラルド「はァ?」
ギッ……と硬く、樹木で縛られていて苦痛の表情を浮かべる小夏
然し、微かに余裕の笑みが見える
霧____其れは雲も同一
霧は謂わば、雲が低い位置に来たようなモノである
雲のダウングレート版、其れが霧____そんなモノ
雲の中には、細かい氷や水の粒が大量にある
………つまり?
小夏「『水の摂取のし過ぎは注意』、三回目よ、此れを言うのは。《『霧雨・大渦(プルウィア・ウェルテクス)』》、集まれ、集まれ、霧よ、雲よ、水よ!!」
霧を大量に放出
雲が出来
水が出来
大量の水が、放たれる
エメラルド「こんだけの水を出して何になるンだ」
小夏「……ふふ、樹木を見てごらんなさいな」
エメラルド「あァ?」
樹木を見るエメラルド
特に変わりは無………………
エメラルド「!?」
____馬鹿な、俺の造った樹木が………
枯れてる、だと!?____
樹木は過湿になり、酸素が供給出来なくなり、段々と枯れ、そして朽ちてゆく
ボト、ボト………と、枯れた樹木が落ちる
その隙を狙い、小夏は力を外に少し解放し、一気に枯れた樹木を吹き飛ばす
そして、着地
小夏「……ふぅ、此れは小学生の知識よ?
____誤算だったわね」
エメラルド「く、そ………だが、未だ此れで終わりじゃねェ!!」
小夏「いいえ、エメラルド、貴方はもう終わり。此の空間は、水で覆い尽くされている。其れが何か、分かる?
霧と水は、同体。《『霧光・束縛(ミスト・フェッセルーメン)』》!」
エメラルド「がァッ!!?」
____形成、逆転
霧____基、水で造った鎖のようなモノで、エメラルドの身体を縛る
小夏「この勝負は、私の勝ち」
霧、雲、から氷へ
氷で、剣を造形する
エメラルド「嘘だ………、嘘だ嘘だ嘘だ!!此の俺が、負けるなんて………!!」
小夏「……それじゃあ」
ザシュッ……_____
剣でエメラルドを刺す
エメラルド「グアァァァァァッッ!!!?」
グッ……と、更に奥に差し込む
そして、引き抜く
耳を貫くような悲鳴を上げながら
____エメラルドは消滅
____勝者、七瀬 小夏
空間から、小夏の姿が消える
_______________
ゴールド「………真逆、エメラルドがやられるなんてな…」
小夏「おっ、と!」
空間から転移されてきた小夏
空中から現れ、スタッと着地する
徠亜「………霧に雲に、水に氷か」
メア「状態変化。霧は使い所が無いと、油断したのが運の尽きだったな。
____水系統は、一番強いから」
水は、と言うより液体系、または其の派生能力は、固体・液体・気体と、其の姿を変えて来る
戦闘バリエーションがとても多い
弱いと見せかけて、実は一番強い能力である
但し、状態変化を行うのは、意外と至難の業
影裏「大丈夫か、小夏」
小夏「う、うん!大丈夫、服濡れちゃったけど!」
影裏「……………………」
チラッと、小夏から目を逸らす影裏
____………………透けてた………____
水で、まあ、色々と(察せ)
メア「………………………影裏~、後で一寸来い。
あと、ほら、タオル」
影裏「………!?」
小夏「あっ、有難う!」
一瞬だけ黒い笑みを、影裏に向けてしたメア
影裏の顔が、若干青くなっている
そしてその後に、小夏にタオルを渡す
____一体、何処から出てきたのか
拳「よし、二勝目だな!」
ゴールド「未だ二勝目、だがな。
____ゲームは未だ未だ始まったばかりさ」
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筆者:Kd 読者:369 評価:0 分岐:1
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このストーリーの評価
結城 #0 - 17/08/22
クッッッッ…………ソみたいな挿絵失礼しました。絵的に場面を当てはめてみてください
気力が何か描いている途中で、尽きました
所詮はまだ、ワイは下手糞なのさ………。まだまだ修行を積まねば……………
右向きで男キャラはちょいキツイ。またあちゅしくんでも描こうかな
気力が何か描いている途中で、尽きました
所詮はまだ、ワイは下手糞なのさ………。まだまだ修行を積まねば……………
右向きで男キャラはちょいキツイ。またあちゅしくんでも描こうかな