これまでのあらすじ
『病迷悪夢』
メア「……此の儘、誠を抱えてるのも………少し揺れるしな。医務室へ行こ」
(時間軸は一回戦が終わったあと、二回戦の前日)
医務室へ向かう途中、拳達に会う
____…?____
ガラガラ
メア「寝台空いてるかな……失礼するよ」
医務室に入る
其処には沢山の寝台が並んでいた
負け、負傷した選手が沢山居る
殺場、獅子条、etc……
そして銃菜も居る
空いている寝台を探し、見つけて誠を寝かす
寝台の隣に椅子を置いて、座って誠の頭を撫でる
メア「…………」
____此処に居る、皆が皆、強敵揃い。
はぁ……____
弱肉強食の世、戦乱の世
彼女は其れが嫌い
だから嘗て、其れを止めるために天罰を下した(現実世界での話)
然し争いは止まず
メア「人間の意志、理解不能。本当、死神とかが言う通り、一番怖いのは人間…」
意味深な事を言う
「っ………御免、みん……な……私、だけ……っ…!」
少女の声がする
銃菜の声____
メア「………………」
無言で椅子から立ち上がり、歩いて駈寄る
____相手は確か、影裏、だったか____
メア「……大丈夫かい、なんて、部外者が聞けるモノじゃないけどさ」
銃菜「なん……です、か………」
顔をゆっくりと上げる銃菜
メアは其れに笑って返すが、直ぐに冷たい表情になる
メア「はは、其の泣き面を笑わせにと思って。ま、半分冗談だが。
……負けたからどうした?其れで終わりじゃァ無いんだよ。まあ、今大会は終わってしまったが。
他の奴等が頑張ってる所を、自分は泣いて、終わりにしようと?そんなんじゃ駄目駄目。……次は勝つ、そう言う気持ちを持ち、信じて、先へ進まなきゃ、な。其れと今は、仲間の事も"ちゃんと"応援しなくちゃ。明日の試合は、更に強敵が集う。仲間が頑張っているなら、負けてしまったとしても、自分も頑張るんだよ。まあ、今は安静にしとけ。
此の大会は、六ヶ月周期で行われる。其れまで、もっと、もっと強くなりたいという気持ちを持って、修行するんだな。相手は……影裏か。……諦める心は、本当に無理と思った時だけ、少しでも希望があるなら、突き進め。じゃあな」
銃菜「……………」
ポカーンとしている銃菜
話す隙も与えなかった模様
銃菜「……何、だったんだろ」
*
*
*
軸は戻り、二回戦当日
Aブロック
拳「ッ………」
拳は阿須無に苦戦
水と炎____
相性が不利なのである
阿須無「はは、避けてばかりじゃどうにもならんぞ?《『ウォーターロック』》!」
水を鎖と化して、拳を縛る
拳「ぐ…ァッ!!」
阿須無「君、聞いたよ?アレだろ、指名手配の悪夢の住人を戦闘放棄させる迄に追いやったんだろ?其れが、此の程度かい?」
ギリギリと硬く締め付けていく
拳「ぎ……っ……」
痛みに耐えながら、対策を考える拳
____水、炎は不利だ。掻き消されてしま………う………ん?
消されて………消え………
そう言えば、水は温めると、気化して水蒸気と化す。
水蒸気………触れてはいるが、操るのは難しい………。抑も、目に見えない…
そうか!____
阿須無「さァ、チェックメイト「うおおおおおおおおおおっ!!!」ッ!?」
チェックメイトだ、そう言おうとした矢先、拳から莫大な量の熱が放出される
阿須無「ッ、熱ッ!!?…ッな、水の鎖が!?」
拳から放たれた熱____炎が、水を気化させた
身体が解放される
拳「ふぅ………。これで、終わらせてやる!!」
阿須無「チ、馬鹿な!?水が……蒸発させられるだと!!?」
拳「炎舐めんな!」
形勢逆転
一気に攻撃を仕掛ける拳
阿須無「ッ、く……《『アクアバーレッジ』》!」
水の弾丸を放つ
其れを見極め、避けていく
阿須無「ッ、全部避けただと……!?」
拳「これで終わりだ!!《『爆炎・炎烈斬』》!!」
阿須無「がァッ!!」
阿須無の腹に撃ち込む
____戦闘不能
拳「ッ、と」
パリン____
夢球を割る
審判「Aブロック二回戦、勝者、火之神 拳!!」
拳「よっ、しゃッ!!」
相性的に不利である中、拳の形勢逆転で試合を終えた
却説、他は____?
(時間軸は一回戦が終わったあと、二回戦の前日)
医務室へ向かう途中、拳達に会う
____…?____
ガラガラ
メア「寝台空いてるかな……失礼するよ」
医務室に入る
其処には沢山の寝台が並んでいた
負け、負傷した選手が沢山居る
殺場、獅子条、etc……
そして銃菜も居る
空いている寝台を探し、見つけて誠を寝かす
寝台の隣に椅子を置いて、座って誠の頭を撫でる
メア「…………」
____此処に居る、皆が皆、強敵揃い。
はぁ……____
弱肉強食の世、戦乱の世
彼女は其れが嫌い
だから嘗て、其れを止めるために天罰を下した(現実世界での話)
然し争いは止まず
メア「人間の意志、理解不能。本当、死神とかが言う通り、一番怖いのは人間…」
意味深な事を言う
「っ………御免、みん……な……私、だけ……っ…!」
少女の声がする
銃菜の声____
メア「………………」
無言で椅子から立ち上がり、歩いて駈寄る
____相手は確か、影裏、だったか____
メア「……大丈夫かい、なんて、部外者が聞けるモノじゃないけどさ」
銃菜「なん……です、か………」
顔をゆっくりと上げる銃菜
メアは其れに笑って返すが、直ぐに冷たい表情になる
メア「はは、其の泣き面を笑わせにと思って。ま、半分冗談だが。
……負けたからどうした?其れで終わりじゃァ無いんだよ。まあ、今大会は終わってしまったが。
他の奴等が頑張ってる所を、自分は泣いて、終わりにしようと?そんなんじゃ駄目駄目。……次は勝つ、そう言う気持ちを持ち、信じて、先へ進まなきゃ、な。其れと今は、仲間の事も"ちゃんと"応援しなくちゃ。明日の試合は、更に強敵が集う。仲間が頑張っているなら、負けてしまったとしても、自分も頑張るんだよ。まあ、今は安静にしとけ。
此の大会は、六ヶ月周期で行われる。其れまで、もっと、もっと強くなりたいという気持ちを持って、修行するんだな。相手は……影裏か。……諦める心は、本当に無理と思った時だけ、少しでも希望があるなら、突き進め。じゃあな」
銃菜「……………」
ポカーンとしている銃菜
話す隙も与えなかった模様
銃菜「……何、だったんだろ」
*
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軸は戻り、二回戦当日
Aブロック
拳「ッ………」
拳は阿須無に苦戦
水と炎____
相性が不利なのである
阿須無「はは、避けてばかりじゃどうにもならんぞ?《『ウォーターロック』》!」
水を鎖と化して、拳を縛る
拳「ぐ…ァッ!!」
阿須無「君、聞いたよ?アレだろ、指名手配の悪夢の住人を戦闘放棄させる迄に追いやったんだろ?其れが、此の程度かい?」
ギリギリと硬く締め付けていく
拳「ぎ……っ……」
痛みに耐えながら、対策を考える拳
____水、炎は不利だ。掻き消されてしま………う………ん?
消されて………消え………
そう言えば、水は温めると、気化して水蒸気と化す。
水蒸気………触れてはいるが、操るのは難しい………。抑も、目に見えない…
そうか!____
阿須無「さァ、チェックメイト「うおおおおおおおおおおっ!!!」ッ!?」
チェックメイトだ、そう言おうとした矢先、拳から莫大な量の熱が放出される
阿須無「ッ、熱ッ!!?…ッな、水の鎖が!?」
拳から放たれた熱____炎が、水を気化させた
身体が解放される
拳「ふぅ………。これで、終わらせてやる!!」
阿須無「チ、馬鹿な!?水が……蒸発させられるだと!!?」
拳「炎舐めんな!」
形勢逆転
一気に攻撃を仕掛ける拳
阿須無「ッ、く……《『アクアバーレッジ』》!」
水の弾丸を放つ
其れを見極め、避けていく
阿須無「ッ、全部避けただと……!?」
拳「これで終わりだ!!《『爆炎・炎烈斬』》!!」
阿須無「がァッ!!」
阿須無の腹に撃ち込む
____戦闘不能
拳「ッ、と」
パリン____
夢球を割る
審判「Aブロック二回戦、勝者、火之神 拳!!」
拳「よっ、しゃッ!!」
相性的に不利である中、拳の形勢逆転で試合を終えた
却説、他は____?
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筆者:Kd 読者:278 評価:0 分岐:1