これまでのあらすじ
『病迷悪夢』
____現実世界
現「誠……____誠ッ!」
メアの視点で、小姫と誠の試合を、画面を通じて観ていた
現「……夢ギルドに、所属してたんだ………良かった、良かっ……た……!」
ポロリ、ポロリと涙が零れ落ちる
現「…っ……うぁ………うう…ん、今泣いてたらしょうがない。取り敢えず、メアに繋げないと…」
涙を袖で拭い、何かの機器を動かし始める
意識を通じ、夢世界に居る被験体の意識と通話が出来るモノ____
但し、かなりの電力を使うので、使えるのは二、三ヶ月に一度
…………………………………
*
*
*
Bブロックのあった会場から移り、別の会場__Eブロック__の試合を観ている最中のメア
腕には誠が居て、スヤスヤと眠っている
メア「…………ッ……ぁあ…」
突然、頭を抱えて蹲る
____此の頭痛は………現からの連絡か…____
〔____う、___とう……メ……____せよ……〕
途切れ途切れで、脳内に声が響く
〔____応答せよ、____メア、応答せよ〕
メア「聞こえてる」
右手を耳に当てる
正常に繋がった
〔誠は……大丈夫?〕
メア「画面見ろよ、ちゃんと治癒したから大丈夫。今は私の腕の中で寝てる」
現に見せるように、誠を見る
と言うか此の状況、右手を耳に当ててるから未だマシだが、側から見れば、腕に子供を抱えた少女が独り言を呟いている、非常に痛い光景である
〔よか……ッたぁ………。探し始めて早一年、漸と……漸と……!〕
メア「そんなに探してたのか。……ッと?」
Eブロックの、棘葉の試合を観て、声を漏らす
それと同時に、脳内にノイズが入り始める
メア「ん……もう通話が切れそうだが」
〔えっ!?じゃ、じゃあ最後に一つ、誠に伝言!えっと、えっと____…お姉ちゃん、誠が帰ってくるの、待ってるから!其れまで、頑張って。私も、此の病の謎を解いてみせ…から………じゃ、……ね____________〕
ザー……____
________プチッ……
通話が途切れた
メア「……目覚めたら、教えてやろう」
試合を見ながら、呟く
現「誠……____誠ッ!」
メアの視点で、小姫と誠の試合を、画面を通じて観ていた
現「……夢ギルドに、所属してたんだ………良かった、良かっ……た……!」
ポロリ、ポロリと涙が零れ落ちる
現「…っ……うぁ………うう…ん、今泣いてたらしょうがない。取り敢えず、メアに繋げないと…」
涙を袖で拭い、何かの機器を動かし始める
意識を通じ、夢世界に居る被験体の意識と通話が出来るモノ____
但し、かなりの電力を使うので、使えるのは二、三ヶ月に一度
…………………………………
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Bブロックのあった会場から移り、別の会場__Eブロック__の試合を観ている最中のメア
腕には誠が居て、スヤスヤと眠っている
メア「…………ッ……ぁあ…」
突然、頭を抱えて蹲る
____此の頭痛は………現からの連絡か…____
〔____う、___とう……メ……____せよ……〕
途切れ途切れで、脳内に声が響く
〔____応答せよ、____メア、応答せよ〕
メア「聞こえてる」
右手を耳に当てる
正常に繋がった
〔誠は……大丈夫?〕
メア「画面見ろよ、ちゃんと治癒したから大丈夫。今は私の腕の中で寝てる」
現に見せるように、誠を見る
と言うか此の状況、右手を耳に当ててるから未だマシだが、側から見れば、腕に子供を抱えた少女が独り言を呟いている、非常に痛い光景である
〔よか……ッたぁ………。探し始めて早一年、漸と……漸と……!〕
メア「そんなに探してたのか。……ッと?」
Eブロックの、棘葉の試合を観て、声を漏らす
それと同時に、脳内にノイズが入り始める
メア「ん……もう通話が切れそうだが」
〔えっ!?じゃ、じゃあ最後に一つ、誠に伝言!えっと、えっと____…お姉ちゃん、誠が帰ってくるの、待ってるから!其れまで、頑張って。私も、此の病の謎を解いてみせ…から………じゃ、……ね____________〕
ザー……____
________プチッ……
通話が途切れた
メア「……目覚めたら、教えてやろう」
試合を見ながら、呟く
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筆者:蘭★美里亜 読者:304 評価:0 分岐:1