これまでのあらすじ
『病迷悪夢』
誠「蔦………」
銃菜「……凄い、雷がエクスカリバーに吸収されてる。引っ張られてる」
烈華「でも、いくつか外れて飛んで来る……」
メア「《『インシュレータ』》、弾き返せ」
インシュレータとは絶縁体、弾き返すと言うよりかは、身体に電気を通さないようにしているだけ。憑依の一つ
拳「……蔦長ッ!」
メア「今はざっと3分の2くらいの高さだ………おっと?」
上の方から大きな音がする
其処には、象のような見た目の生き物が………
メア「……空の国に住む生き物が気紛れで降りて来たか。エレファントライオン、殆ど名前のまんまで、見た目は象だが中身はライオン。耐電の身体を持つ猛獣だ」
徠亜「よく見えるな、てか上を見る気にもなれねぇわ」
雷が眩しい、そして首が痛くなるので
メア「如何する?遣ってもいい?だが返事は聞かない。
"命に飢えて光を貪る死神よ、今ここに来たれ、彼の者の精神を喰らい、破壊せよ"____《『死霊秘宝 - 黒魔術・喰奪精神(ソウルイースター)』》、斬れ」
徠亜「残酷か」
影裏「骸骨の死神が鎌を振るった相手を苦しませて死なす魔法か。………………」
只管、蔦を登り続ける
…………………………
小姫「あ、あとどれくらいです、か………」
拳「もう頂上着くか…?」
徠亜「ん、もう着くな」
帝斗「う、腕が吊る………」
メア「っ、と」
先頭に居たメアが、スタッと頂上に足を着く
メア「大丈夫か?」
徠亜「大丈夫だろう、数人少し危うそうだが」
危うそうなのは小姫、帝斗、誠…………
それ以外は次々に頂上に足を着ける
拳「……大丈夫か?」
悠「……体力的に危ういと見た」
メア「……………《『死霊秘宝 - 召喚・屍鬼(ボコール・アンデッド)』》。ヴァンパイア、三人掴めるか」
「扱い酷すぎか!分かったがな!?」
吸血鬼を召喚、(腕や体力が)辛そうな三人を回収するように求める
小姫「えっ」
帝斗「!?」
誠「わわっ!?」
蔦を右手に持ち、左腕で三人を一気に抱える吸血鬼
槍児「あのやり方……無理があるとしか言いようが無い………」
刀子「雷当たらないように気を付けて!エクスカリバーで吸収はしてるけど!」
「ん、了解、お仲間サン、よッ!!」
蔦をグイグイと下に引っ張ったかと思うと、一気に壁を、上方向に蹴って飛ぶ
そして着地。三人を下ろす
棘葉「崖の角度的に無理が……あり過ぎただろコレ」
烈華「………きっと、気にしてはいけないのでは」
小夏「そんなもの!?」
誠「え?あ、有難う、御座います?」
「礼には及ばないさ、余計なお世話立ったかもしれねぇしな?じゃ、俺は消える」
メア「お疲れ」
スゥ……と消える吸血鬼
徠亜「却説、全員到着したな。………と、此処が空の国か?」
メア「うん、そう。正しく空の国。地が遠くて見えない、だろう?」
雲の上に佇む、空の国
地上は見えない
「ふぉふぉ……待ってたぞ」
拳「!?………貴方は?」
メア「う……わ」
背後から声を掛けられる
……メアが全力で引いている、顔が引きつっている
其処に居たのは、一人の老人だった
彼は一体何者?
銃菜「……凄い、雷がエクスカリバーに吸収されてる。引っ張られてる」
烈華「でも、いくつか外れて飛んで来る……」
メア「《『インシュレータ』》、弾き返せ」
インシュレータとは絶縁体、弾き返すと言うよりかは、身体に電気を通さないようにしているだけ。憑依の一つ
拳「……蔦長ッ!」
メア「今はざっと3分の2くらいの高さだ………おっと?」
上の方から大きな音がする
其処には、象のような見た目の生き物が………
メア「……空の国に住む生き物が気紛れで降りて来たか。エレファントライオン、殆ど名前のまんまで、見た目は象だが中身はライオン。耐電の身体を持つ猛獣だ」
徠亜「よく見えるな、てか上を見る気にもなれねぇわ」
雷が眩しい、そして首が痛くなるので
メア「如何する?遣ってもいい?だが返事は聞かない。
"命に飢えて光を貪る死神よ、今ここに来たれ、彼の者の精神を喰らい、破壊せよ"____《『死霊秘宝 - 黒魔術・喰奪精神(ソウルイースター)』》、斬れ」
徠亜「残酷か」
影裏「骸骨の死神が鎌を振るった相手を苦しませて死なす魔法か。………………」
只管、蔦を登り続ける
…………………………
小姫「あ、あとどれくらいです、か………」
拳「もう頂上着くか…?」
徠亜「ん、もう着くな」
帝斗「う、腕が吊る………」
メア「っ、と」
先頭に居たメアが、スタッと頂上に足を着く
メア「大丈夫か?」
徠亜「大丈夫だろう、数人少し危うそうだが」
危うそうなのは小姫、帝斗、誠…………
それ以外は次々に頂上に足を着ける
拳「……大丈夫か?」
悠「……体力的に危ういと見た」
メア「……………《『死霊秘宝 - 召喚・屍鬼(ボコール・アンデッド)』》。ヴァンパイア、三人掴めるか」
「扱い酷すぎか!分かったがな!?」
吸血鬼を召喚、(腕や体力が)辛そうな三人を回収するように求める
小姫「えっ」
帝斗「!?」
誠「わわっ!?」
蔦を右手に持ち、左腕で三人を一気に抱える吸血鬼
槍児「あのやり方……無理があるとしか言いようが無い………」
刀子「雷当たらないように気を付けて!エクスカリバーで吸収はしてるけど!」
「ん、了解、お仲間サン、よッ!!」
蔦をグイグイと下に引っ張ったかと思うと、一気に壁を、上方向に蹴って飛ぶ
そして着地。三人を下ろす
棘葉「崖の角度的に無理が……あり過ぎただろコレ」
烈華「………きっと、気にしてはいけないのでは」
小夏「そんなもの!?」
誠「え?あ、有難う、御座います?」
「礼には及ばないさ、余計なお世話立ったかもしれねぇしな?じゃ、俺は消える」
メア「お疲れ」
スゥ……と消える吸血鬼
徠亜「却説、全員到着したな。………と、此処が空の国か?」
メア「うん、そう。正しく空の国。地が遠くて見えない、だろう?」
雲の上に佇む、空の国
地上は見えない
「ふぉふぉ……待ってたぞ」
拳「!?………貴方は?」
メア「う……わ」
背後から声を掛けられる
……メアが全力で引いている、顔が引きつっている
其処に居たのは、一人の老人だった
彼は一体何者?
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筆者:Kd 読者:412 評価:0 分岐:1