これまでのあらすじ

『我ら、パレット団、ここに参上。』
1章.我ら、パレット団、ここに参上。読者509 評価0 分岐1
2章.…ふと。読者452 評価0 分岐1
3章.「春」を彩る「桃」の花読者321 評価0 分岐1
4章.お誘い読者341 評価0 分岐1
5章.その頃の、どこか。読者347 評価0 分岐1
6章.名前の意味は読者276 評価0 分岐1
7章.名前の意味は2読者367 評価0 分岐1
8章.なんかゆるゆるさせたかった!読者280 評価0 分岐1
9章.深緑の森読者243 評価0 分岐1
10章.美しい涙の流れた時の、別の場所にて。読者256 評価0 分岐1
11章.この世界の伝わり読者218 評価0 分岐1
12章.銀狼と金獅子読者267 評価0 分岐1
13章.正義感?読者305 評価0 分岐1
14章.破壊王読者276 評価0 分岐2
15章.人生最悪の日読者285 評価0 分岐1
16章.紅と唯月読者359 評価2 分岐1
17章.2つのメンドクサイ読者405 評価0 分岐1
18章.やってきた破壊王読者236 評価0 分岐1
19章.クロスの覚悟読者206 評価0 分岐1
20章.恐るべき破壊王読者371 評価1 分岐1
21章.紅とギンコ読者291 評価0 分岐1
22章.推測。そして破壊魔法読者330 評価0 分岐1
23章.唯月VS破壊王読者202 評価0 分岐1
24章.レッドカルテットの攻略読者201 評価0 分岐1
25章.破壊王目覚める読者280 評価1 分岐1
26章.人形の森読者245 評価1 分岐1
27章.こころ読者286 評価0 分岐1
28章.癒雫の気持ち読者249 評価0 分岐1
29章.その頃の紅読者273 評価6 分岐1
30章.チャンスは必ず。読者241 評価0 分岐1
31章.霞みゆく視界の中で読者232 評価0 分岐1
32章.誰も死なせない読者246 評価0 分岐1
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読者
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分岐
ANTZ
17.08.19
248
3
1
かろん、と口の中で飴玉が転がる。
あのリボンの娘、何気にいい仕事をする。
おかげでいい感じに力が抜けた。

「ブラインドッ!」
「黄金鎖!」
「すすっ、水球!」

さあ、仕切り直しといこうじゃないか。
紅が次々と矢を飛ばして辺りに火をつけていく。
「水球!水球!水球!」
おれについてくる少年が水の球を飛ばして火矢を防いでくれるので、戦いやすくなった。
ブラインドがかかった紅は、今度は赤い槍を盲滅法に突き刺してゆく。
「アイアンストラグマイト!」
少年の黒魔法で、紅の足元から次々に鉄の塊が生え、ぐるりと奴を取り囲んだ。
黒鉄で出来た石筍――鉄筍はその幅を狭め、紅を押しつぶす!
「やったか?」
黒服の少年が次々と鉄筍を生やしながら次の魔法に移ろうとした時。
『グオオオオオオオオオッ』
酸で鉄を溶かし、熱でどろどろにした紅が大きく吠えた。
「危ない!!!」
青髪の少年が叫ぶと、反撃に出た紅と黒服の少年の間に大きな水の幕が現れた。
横を見ると、彼は驚いた顔で固まっている。
無意識に出した魔法だったのか。だが鍛えれば相当な手練になりそうだ。
おれは少年の頭に手を遣り、かき混ぜた。
「よくやった少年。その調子だ。」
「はい!」
褒められて自信がついたか、少年は次々と水球で攻撃し、徐々に魔法が上達して精度も上がってきた。
黒服の少年も彼にならえと魔法を繰り出してゆく。
「ウォーターランスっ!」
青髪の少年が出した水壁を利用し、2人で水魔法で攻撃していく。
レッドカルテットの攻撃は血を使ったものだったらしく、水に洗われてどんどん攻撃力が落ちていった。
と思った時。
足元から異常な熱を感じ、見ると。
足元の水溜まりがブクブクと泡立ち、湯気が上がっていた。
「二人共、下がれ!」
小さい方を抱え、大きい方の襟首を掴んで飛び退いた途端、水蒸気爆発が起きた。
おれたちは辛うじて避けられたが、そのままだったらと思うと、思わず震えがきた。

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筆者:ANTZ  読者:264  評価:0  分岐:1

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このストーリーの評価

珠。 #0 - 17/08/19
面白い
いえいえ…皆さんの発想に支えられてここまで来れてます…ありがとうございます…!これからもよろしくお願いします-。

ANTZ #0 - 17/08/19
ありがとうございます。
最初のコンセプトが良いので、イメージしやすいんだと思います。

Kd #0 - 17/08/18
すごく面白い☆
面白いですね!色のファンタジー小説!

ANTZ #0 - 17/08/17
あれ?私が起こした物語のサブタイトルとかぶった。

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