これまでのあらすじ

『我ら、パレット団、ここに参上。』
1章.我ら、パレット団、ここに参上。読者509 評価0 分岐1
2章.…ふと。読者452 評価0 分岐1
3章.「春」を彩る「桃」の花読者322 評価0 分岐1
4章.お誘い読者341 評価0 分岐1
5章.その頃の、どこか。読者347 評価0 分岐1
6章.名前の意味は読者276 評価0 分岐1
7章.名前の意味は2読者368 評価0 分岐1
8章.なんかゆるゆるさせたかった!読者280 評価0 分岐1
9章.深緑の森読者244 評価0 分岐1
10章.美しい涙の流れた時の、別の場所にて。読者256 評価0 分岐1
11章.この世界の伝わり読者219 評価0 分岐1
12章.銀狼と金獅子読者268 評価0 分岐1
13章.正義感?読者306 評価0 分岐1
14章.破壊王読者277 評価0 分岐2
15章.人生最悪の日読者286 評価0 分岐1
16章.紅と唯月読者360 評価2 分岐1
17章.2つのメンドクサイ読者405 評価0 分岐1
18章.やってきた破壊王読者237 評価0 分岐1
19章.クロスの覚悟読者206 評価0 分岐1
20章.恐るべき破壊王読者371 評価1 分岐1
21章.紅とギンコ読者291 評価0 分岐1
22章.推測。そして破壊魔法読者330 評価0 分岐1
23章.唯月VS破壊王読者203 評価0 分岐1
24章.レッドカルテットの攻略読者201 評価0 分岐1
25章.破壊王目覚める読者280 評価1 分岐1
26章.人形の森読者246 評価1 分岐1
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分岐
ANTZ
17.07.29
287
0
1
紅は口角に泡を溜めて低い唸り声をあげている。
まるで追い詰められた手負いのケモノのようだ。

(彼に、アタシ達の言葉は通じるのだろうか……?)

ゴルデンが彼を捕縛しようと再び魔力を掌中に溜めていく。
紅がこのままヒトを害しかねない存在になるなら、ゴルデンとギンコは彼を止めなくてはならない。最悪、紅を殺すことも視野に入れて。
しかし、ギンコは彼を殺すことにはためらいがあった。
何故、透明だった男がいきなり禁止魔法を使い出したのか。
透明に戻らないとしても、彼を制御させずとも救済は出来ないのか。

「ギンコっ、避けろ!」
「!」

ゴルデンの怒号にハッとしてすぐに飛び退いた刹那。
彼女が立っていた足元に槍が刺さった。

「戦闘中にボケっとするな!」
「ご、ごめん!あっとと。作戦だけど、アタシが陽動を兼ねて奴を攻撃している隙に捕まえてくれる?!」
「了解した!思い切り暴れてこい!」

ギンコは紅に飛びかかった。


その頃。
ゴルデンが連れてきた部下達は、少女達の保護や捕まえた破壊王と人形遣いの連行が指示され、森の入口に待機していた。
都市から森に通じた道を少年少女達が駆けて来る。

「あっお前ら!」
「え?ああ、さっき街で会った兵隊さんだ。」
「あんた等がここにいるってことはさっきの大将もいるってことか?」
「君達の用が何だろうと、ここから先は立ち入り禁止だ。」

リーダー格らしい青年が兵士に声を掛けたが、兵士は言葉を断ち切るように言い放った。
少年達は互いに顔を見合わせ、頷きあった。
兵士の態度や彼等の状況から、事実を悟ったらしい。
と、そこへ。

「あーっ!!罪人さんたちが逃げてるー!!」
「ええ?!早く捕まえろ!!…………ん?居るか。って……ああああっ?!!!!」

少女の甲高い叫び声に兵士達が慌てふためいた隙に、彼らにまんまと森へ侵入されてしまった。

ーーーーーー

すいません。短い文にしたかったのにまたまた長文。うぬう。

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筆者:西宮実  読者:249  評価:0  分岐:1

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このストーリーの評価

ANTZ #0 - 17/07/29
何故、金獅子よりもパレット団の到着がおくれたか?
①兵隊に捕まったが脱走した。
②破壊王のやらかしの後の救助活動をしたため。
③道に迷った。

私は③だと思う。

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