これまでのあらすじ
『我ら、パレット団、ここに参上。』
紅は口角に泡を溜めて低い唸り声をあげている。
まるで追い詰められた手負いのケモノのようだ。
(彼に、アタシ達の言葉は通じるのだろうか……?)
ゴルデンが彼を捕縛しようと再び魔力を掌中に溜めていく。
紅がこのままヒトを害しかねない存在になるなら、ゴルデンとギンコは彼を止めなくてはならない。最悪、紅を殺すことも視野に入れて。
しかし、ギンコは彼を殺すことにはためらいがあった。
何故、透明だった男がいきなり禁止魔法を使い出したのか。
透明に戻らないとしても、彼を制御させずとも救済は出来ないのか。
「ギンコっ、避けろ!」
「!」
ゴルデンの怒号にハッとしてすぐに飛び退いた刹那。
彼女が立っていた足元に槍が刺さった。
「戦闘中にボケっとするな!」
「ご、ごめん!あっとと。作戦だけど、アタシが陽動を兼ねて奴を攻撃している隙に捕まえてくれる?!」
「了解した!思い切り暴れてこい!」
ギンコは紅に飛びかかった。
その頃。
ゴルデンが連れてきた部下達は、少女達の保護や捕まえた破壊王と人形遣いの連行が指示され、森の入口に待機していた。
都市から森に通じた道を少年少女達が駆けて来る。
「あっお前ら!」
「え?ああ、さっき街で会った兵隊さんだ。」
「あんた等がここにいるってことはさっきの大将もいるってことか?」
「君達の用が何だろうと、ここから先は立ち入り禁止だ。」
リーダー格らしい青年が兵士に声を掛けたが、兵士は言葉を断ち切るように言い放った。
少年達は互いに顔を見合わせ、頷きあった。
兵士の態度や彼等の状況から、事実を悟ったらしい。
と、そこへ。
「あーっ!!罪人さんたちが逃げてるー!!」
「ええ?!早く捕まえろ!!…………ん?居るか。って……ああああっ?!!!!」
少女の甲高い叫び声に兵士達が慌てふためいた隙に、彼らにまんまと森へ侵入されてしまった。
ーーーーーー
すいません。短い文にしたかったのにまたまた長文。うぬう。
まるで追い詰められた手負いのケモノのようだ。
(彼に、アタシ達の言葉は通じるのだろうか……?)
ゴルデンが彼を捕縛しようと再び魔力を掌中に溜めていく。
紅がこのままヒトを害しかねない存在になるなら、ゴルデンとギンコは彼を止めなくてはならない。最悪、紅を殺すことも視野に入れて。
しかし、ギンコは彼を殺すことにはためらいがあった。
何故、透明だった男がいきなり禁止魔法を使い出したのか。
透明に戻らないとしても、彼を制御させずとも救済は出来ないのか。
「ギンコっ、避けろ!」
「!」
ゴルデンの怒号にハッとしてすぐに飛び退いた刹那。
彼女が立っていた足元に槍が刺さった。
「戦闘中にボケっとするな!」
「ご、ごめん!あっとと。作戦だけど、アタシが陽動を兼ねて奴を攻撃している隙に捕まえてくれる?!」
「了解した!思い切り暴れてこい!」
ギンコは紅に飛びかかった。
その頃。
ゴルデンが連れてきた部下達は、少女達の保護や捕まえた破壊王と人形遣いの連行が指示され、森の入口に待機していた。
都市から森に通じた道を少年少女達が駆けて来る。
「あっお前ら!」
「え?ああ、さっき街で会った兵隊さんだ。」
「あんた等がここにいるってことはさっきの大将もいるってことか?」
「君達の用が何だろうと、ここから先は立ち入り禁止だ。」
リーダー格らしい青年が兵士に声を掛けたが、兵士は言葉を断ち切るように言い放った。
少年達は互いに顔を見合わせ、頷きあった。
兵士の態度や彼等の状況から、事実を悟ったらしい。
と、そこへ。
「あーっ!!罪人さんたちが逃げてるー!!」
「ええ?!早く捕まえろ!!…………ん?居るか。って……ああああっ?!!!!」
少女の甲高い叫び声に兵士達が慌てふためいた隙に、彼らにまんまと森へ侵入されてしまった。
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すいません。短い文にしたかったのにまたまた長文。うぬう。
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筆者:西宮実 読者:249 評価:0 分岐:1
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このストーリーの評価
ANTZ #0 - 17/07/29
![](http://mincomu.sakura.ne.jp/~upImg/sns/1802/15_230153.jpg)
何故、金獅子よりもパレット団の到着がおくれたか?
①兵隊に捕まったが脱走した。
②破壊王のやらかしの後の救助活動をしたため。
③道に迷った。
私は③だと思う。
①兵隊に捕まったが脱走した。
②破壊王のやらかしの後の救助活動をしたため。
③道に迷った。
私は③だと思う。