これまでのあらすじ

『我ら、パレット団、ここに参上。』
1章.我ら、パレット団、ここに参上。読者509 評価0 分岐1
2章.…ふと。読者452 評価0 分岐1
3章.「春」を彩る「桃」の花読者322 評価0 分岐1
4章.お誘い読者341 評価0 分岐1
5章.その頃の、どこか。読者347 評価0 分岐1
6章.名前の意味は読者276 評価0 分岐1
7章.名前の意味は2読者368 評価0 分岐1
8章.なんかゆるゆるさせたかった!読者280 評価0 分岐1
9章.深緑の森読者243 評価0 分岐1
10章.美しい涙の流れた時の、別の場所にて。読者256 評価0 分岐1
11章.この世界の伝わり読者219 評価0 分岐1
12章.銀狼と金獅子読者267 評価0 分岐1
13章.正義感?読者306 評価0 分岐1
14章.破壊王読者276 評価0 分岐2
15章.人生最悪の日読者285 評価0 分岐1
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分岐
西宮実
17.07.15
360
2
1
「癒雫!少し森の外に行ってくる!」

唯月は森を素早く駆け抜ける。紅を止めるために。

「時間が無い……」

段々と透明が薄れているはず。そして時間が経つにつれ紅は強くなる。このままほっておくとまずい。

この時私は癒雫のことを忘れていた。


「私に隠し事なんてしないでください……。なぜ森から出てはいけないんですか?」

森の外に行くのは仕方が無いことだとしても私に隠し事をしないで欲しい。
困ってたなら相談してほしい。私じゃ頼りないのかな……。

最近は唯月はよく森の外に行くようになり、今日はすごく慌ていた。

「追いかけよう……」

さっきから淀みなく出てくる涙を拭って癒雫は走り出した。


「こんばんは。血に濡れた透明さん?」

そのころ唯月は紅を見つけた。紅は大人しそうな不安気なのに、睨んでくる目はまるで悪魔のようだ。

「僕のことをそう呼ばないで……。
好きでやってる訳では無いのに……。気づいたら身体が勝手に……。」

半ば叫んでいる。精神的にもまいっているのだろう。紅になるような奴は血を望む者と聞いたけど……。

頭が痛い。これは何?なんでこんな時に頭が痛くなるの?


「心を保つこと。それが紅にならない唯一の方法……。」

頭を抑えながら唯月は紅の返事を待つ。多分……もうすぐ……

「僕、もう無理だよ……。こんな意識手放した方が……楽だ…」

また紅に染まる。

案の定、赤くなっている。理性失った紅は叫びながら突進してくる。

「呑まれたのね……。」

呆れるように呟く唯月は術式魔法を展開する。



魔法には詠唱魔法と術式魔法がある。
詠唱魔法はすぐ撃てるが術式魔法に比べるとだいぶ弱い。

術式魔法は自分だけに見える目の前に浮かぶ魔法陣を組み替える。
そのため、術式魔法は組み替えられない。

常人と比べて圧倒的な短時間で術式を組み立て……

「星の踊舞」

強力な星を降らせ、星の踊舞で紅に星をぶつける。これで少しくらいはダメージを与えれるはず。星は紅に向かっていく。

「は?」

その星に飛び乗っていた。普通は乗れるはずがない。

短時間でこんなに強くなれない。考えられることは……元々がとても強かったということ。


「避けられない……」

こちらを嘲笑うように見る紅に絶望しかなかった。

「間に合ってよかった!」

そこに来たのは……

___________________
唯月
色:黄色
魔法:星魔法

星魔法は有名ではないので、一般には光魔法ということにしている。いつでも使えるが星の出る夜はどの魔法よりも強くなる。

光術式魔法:星降らせ
高速で星を降らす。


光魔法:星の踊魔
星を制御する魔法。

星魔法:星占い
大まかな未来を予測する魔法。自分の魔力の80%を必要とする魔法。


歳:16
森に来る前の記憶があやふやになっている。

11の所のセリフは唯月のセリフです。

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筆者:ハゴ  読者:405  評価:0  分岐:1

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このストーリーの評価

珠。 #0 - 17/07/15
すごく面白い☆
な、なんか凄いことになってる…!面白い…!!ちょっとしたなんかが出来ればいいなくらいだったのに…!??すごい…

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