アクティブラーニング入門 (アクティブラーニングが授業と生徒を変える) の感想

学校教育が一方通行で聞かせて、知識を記憶させることを目的にしているのは疑問を感じるところ。
椅子に座って、先生の話を１時間近く聞かされるのは私も苦痛でした。
学習意欲を高めたり、楽しく学べるほうが、健全な教育だと思います。
教育改革の方法としてとても良いですね。

あえて言えば、値段のわりに薄く130頁くらい。
内容的にもワークショップ型の学習と考えれば、あまり珍しくありませんでした。

　「これでいいのか」とアクティブ・ラーニングに前向きに取り組む勇気を与えてくれます。それは決して「こんなものか」という意味ではなく、小林先生が実践の中で磨き上げられた手法がシンプルにまとめ上げられているからです。この通りやってみようと思い、やってみたら、書いてあるとおりになりました。生徒の学習意欲を高め、学び方を学ぶ方法を示すこと（そして生徒が寝ないこと）を目的に構成された小林先生の授業の流れはもとより、リフレクションカードの重要性や質問で介入するアクションラーニングの手法などが掲載され、何度も読み返す価値のある本となっています。
　この本を読んでＡＬを始めて３ヶ月。授業参観にきた同僚が「奇跡の授業だ」と感想を言いました。
　読んで真似をするだけでこれだけの効果を出せるほど磨き上げられた技術が惜しげも無く記載されているこの本こそがまさに奇跡であると思います。先行する著書も多くありますが、まずはこの１冊でアクティブ・ラーニングを始めることが可能です。そして自ら実践した後で、この本に書かれている内容のさらに深い意味を学習していくことになるのではないでしょうか。