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私の大切な人

エレン #194 - 16.03.26 21:20

いきなりですが………病気を発症したと思われる時のことを書こうと思います。
先に言います。不快に感じた方は、ごめんなさい。

…私には、『エレンの日記』を見ていただいた方には分かるとは思いますが、
中学一年生の時に、大切な人がいました。
私の兄弟は、私も含めて昔からキリスト教の勉強をしていました。
その先生のお話です。
その人は、物凄く優しくて、逞しくて、頼もしくて、
誰も私を見てくれないのに、その人だけは私を見てくれました。
認めてくれました。理解してくれました。
私の唯一の理解者だったのです。
私はその頃いじめられていました。
でも、その人に話すことで心がどんどん軽くなっていきました。
いじめの事は勿論のこと、他にも好きな人のこと。
いじめられていた中でも楽しい出来事があったこと。
たくさんたくさん話しました。
その度に、一緒に楽しんでくれたり、悔しんでくれたり、怒ってくれたり。
本当に本当に大好きでした。人として。異性として。
…………でも。
その人は亡くなりました。
……………交通事故でした。
そのことを母から伝えられた時は、信じられなかった。信じたくなかった。
だって、大切な人だったから。
唯一の理解者だったから。
その人がいないと、生きていけないって思ってたから。
……数日後、その人の家に行くことになりました。
車内で、『生きてる。生きてる。お母さんが言っていたことは全て嘘。全て嘘。』
そう思っていました。そう願っていました。
………しかし、現実は残酷でした。
…棺桶に入った……………今にも動き出しそうなのに動かない
あの人が居ました。
…………私はその人を見て…………薄笑いを浮かべました。
あの人がﾀﾋんだ。あの人がﾀﾋんだ。あの人がﾀﾋんだ。
ﾀﾋんだ。ﾀﾋんだ。ﾀﾋんだﾀﾋんだﾀﾋんだﾀﾋんだﾀﾋんだﾀﾋんだﾀﾋんだﾀﾋんだﾀﾋんだﾀﾋんだﾀﾋんだﾀﾋんだﾀﾋんだﾀﾋんだﾀﾋんだﾀﾋんだﾀﾋんだﾀﾋんだﾀﾋんだﾀﾋんだﾀﾋんだﾀﾋんだﾀﾋんだﾀﾋんだﾀﾋんだﾀﾋんだﾀﾋんだ。
嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ―――――――…。
私は家に着いた途端、暴れました。
自分の棚にあった大切なものを全て投げ捨てて破りました。
集めていた漫画や小説。学校の鞄。教科書。ノート。全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部。
………そこからの記憶がありません。
我に返った時は倒れていました。
…………周りを見ると、グチャグチャでした。
そして…私の手は血まみれでした。
自分が怖かった。恐ろしかったです………。

私はあの人から、『ある言葉』を教えてもらいました。
『出会いは人を喜ばせ、別れは人を強くする。』
この言葉のおかげで今の私がいます。
私は………天国にいるあの人に感謝をしたいです。
ありがとう。Sさん……。

ここまで読んでいただいた方、ありがとうございました。
長文、申し訳ございませんでした。