リチャード三世 (新潮文庫) の感想

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参照データ

タイトルリチャード三世 (新潮文庫)
発売日販売日未定
製作者ウィリアム シェイクスピア
販売元新潮社
JANコード9784102020111
カテゴリジャンル別 » 文学・評論 » 戯曲・シナリオ » イギリス・アメリカ

購入者の感想

臆病者の良心め、どうしてそう俺をくるしめるのだ! リチャード3世

シェイクスピア作品は戯曲の古典として今でも上演されるが、内容は知っているが、実際に作品を読んだことのある人は案外少ないのではないか。この「リチャード三世」は悪人が主役という点で特異な作品なのだが、あらゆる手段を使って国王を目指すという、人生の目的がはっきりしている点で、ある意味小気味いい。念願の国王につくが、あっという間に死んでしまうのも憎みきれない(実際の史実でも治世はわずか2年間)。
「お坊様」とか「お勤め」のような、仏教を連想させる言葉が出てくるところは抵抗があったが、実質リチャード三世の一人芝居であるせりふは概してスピード感があってよかった。

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