カモメに飛ぶことを教えた猫 (白水Uブックス) の感想

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参照データ

タイトルカモメに飛ぶことを教えた猫 (白水Uブックス)
発売日販売日未定
製作者ルイス・セプルベダ
販売元白水社
JANコード9784560071519
カテゴリジャンル別 » 文学・評論 » 文芸作品 » スペイン文学

購入者の感想

ドイツの北、ハンブルグの港町で暮らすオス猫・ゾルバ。

太った真っ黒な猫で、とがった鋭い爪が自慢の粋な男。

飼い主一家が旅行に行っている2ヶ月の間、彼はゆっくりと

ひとり暮らしを楽しんでいます。トイレとごはんは近所の人が

一日に一度、面倒を見てくれます。帰り際、「にゃーん」と

鳴きながら、その足に擦り寄れば喜んでくれ、単純なものです。

その日も、ゾルバがベランダでひなたぼっこをしていると、

一羽のカモメが飛んできました。カモメは人間が流した石油の海に

落ち、瀕死の状態です。カモメはゾルバに3つの約束をお願いします。

・これから卵を産むけれど、それを食べないで。

・ひなが生まれるまで、卵のめんどうを見て。

・ひなに飛ぶことを教えて。

最後の力を振り絞って、母さんカモメは白くて青い斑点のある卵を

ひとつ産みました。

この難題に、港町の猫仲間が一致団結して挑みます。長老格の

「大佐」、その「秘書」、物知りの「博士」、船のマスコット猫

「向かい風」など個性的な猫たちが知恵を出し合い、人間の不可解な

行動や、ネズミたちからひなを守り、ひとり立ちさせていく感動の

物語。

シンプルななかにも「異なるものを愛すること」をゾルバが優しく

ひなに教え、「カモメが自ら飛ぼうという自らの決心が大事」と、

それを忍耐強く待つ叡智を湛えた猫たちの姿を描きます。

解説によると、本書は8歳から88歳までの若者の小説と

ヨーロッパでは言われ、ベストセラーになりました。

テンポのいいストーリーティリングと、メッセージ性、

猫たちの愛らしいキャラクターに心あたたまります。

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