刑事の約束 の感想

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参照データ

タイトル刑事の約束
発売日販売日未定
製作者薬丸 岳
販売元講談社
JANコード9784062188784
カテゴリ » ジャンル別 » 文学・評論 » ミステリー・サスペンス・ハードボイルド

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購入者の感想

人気の夏目シリーズの3作目ですが、シリーズ1の「刑事のまなざし」と比べると、ストーリーにいささか無理くり感が残りました。
ここに登場する夏目と、シリーズ1の夏目と、同一人物かなという疑問も・・・?
1に登場する夏目のキャラの方が、好きです。

夏目刑事シリーズの短編。
「燃え尽き症候群の夏目刑事」などという 前2作より人間くさい夏目刑事が垣間見れたような気がする。
あいかわらずどの章も決して後味のよいものではないが それでもぐいぐいと引き込まれてしまう。

人は誰かとつながりたいが故に悲しい出来事を起こしてしまうこともある。
ただ幸せになりたかっただけなのに。
ただ愛されたかっただけなのに。

「その鏡は嘘をつく」の志藤検事もちょこっと登場するが あっさりしすぎ。

最後の表題作は 哀しみに満ちており、心が痛む。
「オムライス」の彼があんな形で登場するなんて。
あまりのやるせなさに読んでいて涙が止まらなかった。
それでもページをめくる手が止まることはなかった。
夏目刑事の「どんなに苦しくとも真実を見つめようとする強さ」に惹かれてしまうのだろう。 

「約束」。

夏目にとって非常に重い宿題である。
それでも夏目刑事は一歩一歩前を向いて歩き続けるのであろう。

続編を楽しみに待っている。

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