ドレの失楽園 の感想
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参照データ
タイトル | ドレの失楽園 |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | ミルトン |
販売元 | 宝島社 |
JANコード | 9784796677295 |
カテゴリ | 本 » ジャンル別 » 文学・評論 » ミステリー・サスペンス・ハードボイルド |
※サンプル画像
![ドレの失楽園 サンプル画像](http://ecx.images-amazon.com/images/I/51m-kj1Z1ML.jpg)
購入者の感想
岩波文庫の「失楽園」が好きでドレの絵も好きだったので購入しました。
翻案と知らずに買ってしまった為読んでみて驚きました。
岩波文庫は注訳も多く訳者もイギリス文学に精通しているようでミルトンの原文を上手く訳しているのが感じられましたが、
この本は訳ではなく谷口 江里也氏の創作と思った方が良いです。
他の方も仰ってますが固有名詞が英語ではなくイタリア語?なのでオウエイ=神、イエス・キリスト=ビルティーニョとなっており、英語に表記に慣れていたためわかりにくかったです。
時折出てくるギリシア神話などの異教の神々も英語読みなら聞いた事があるのでわかるのですがこちらだとほとんどわかりません。
また、岩波文庫では見られなかった描写も多々あり、岩波版では無かったルチフェルとミカエルが双子として語られているなど、近代になって出て来たであろう説も盛り込まれているので現代版として書き下ろしたという印象です。各登場人物の性格、印象も相当変わっています。
岩波文庫の「失楽園」が好きな身としては内容の違いがしっくり来ませんでした。
ドレの絵は美しく満点です。翻案がここまで異なるものと知らず買ってしまったのが悪いのですが
同じように違和感を持つ方も居られるかもと思い書かせて頂きました。
ドレのイラストから連想される美しい物語が読みたい方はこちらを、
古典としての「失楽園」ミルトンの作品に触れたい方は岩波文庫をお勧めします。
翻案と知らずに買ってしまった為読んでみて驚きました。
岩波文庫は注訳も多く訳者もイギリス文学に精通しているようでミルトンの原文を上手く訳しているのが感じられましたが、
この本は訳ではなく谷口 江里也氏の創作と思った方が良いです。
他の方も仰ってますが固有名詞が英語ではなくイタリア語?なのでオウエイ=神、イエス・キリスト=ビルティーニョとなっており、英語に表記に慣れていたためわかりにくかったです。
時折出てくるギリシア神話などの異教の神々も英語読みなら聞いた事があるのでわかるのですがこちらだとほとんどわかりません。
また、岩波文庫では見られなかった描写も多々あり、岩波版では無かったルチフェルとミカエルが双子として語られているなど、近代になって出て来たであろう説も盛り込まれているので現代版として書き下ろしたという印象です。各登場人物の性格、印象も相当変わっています。
岩波文庫の「失楽園」が好きな身としては内容の違いがしっくり来ませんでした。
ドレの絵は美しく満点です。翻案がここまで異なるものと知らず買ってしまったのが悪いのですが
同じように違和感を持つ方も居られるかもと思い書かせて頂きました。
ドレのイラストから連想される美しい物語が読みたい方はこちらを、
古典としての「失楽園」ミルトンの作品に触れたい方は岩波文庫をお勧めします。