和声―理論と実習 (2) の感想

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参照データ

タイトル和声―理論と実習 (2)
発売日販売日未定
製作者島岡 譲
販売元音楽之友社
JANコード9784276102064
カテゴリエンターテイメント » 音楽 » 音楽理論・音楽論 » 音楽学・音楽教育学

購入者の感想

2巻ではサブドミナント和音(Ⅱ、Ⅳ、5度5度の和音)を中心とした構成で、その後に近親転調、ソプラノ課題が続きます。
中でも5度5度の和音(Ⅴの和音の調の第Ⅴ和音(Cメジャー調から見てDメジャーの和音))がメインの話であり、
1巻と比べ、一つのバスに対しての和声の選択肢がかなり広がります。

1巻のさらに深い知識なので、前提として1巻を最後まで終えていなくては理解できません。

また、あくまで教科書としてやり方、課題、規則が書いてあるので、本書を手に取り、1人でやることはできますが、本書内に模範解答はなく、禁則事項、間違いに対して「なぜそれがいけないのか」といった疑問を解決できないといった欠点もあります。

内容は深く、大変面白いですが、その面白さを知る、そして実際の作曲に知識を少しでも近づけたいのならば、
この本を片手に、和声を熟知した人に見てもらうことは必要です。

『和声―理論と実習 (1)』に続く、通称「芸大和声」の第2巻です。本書は《全3巻+別巻》でひとつの書物であり、1巻から始めなければ意味がなく、また3巻の最後まで進まなければ到達可能な射程は短いものです。

本書では教程上、第1巻ではバス課題のみを実施し、本巻の最終章に至り初めてソプラノ課題を行うようになっています。一般に、バス課題の実施というのは比較的容易に行えますが、ソプラノ課題については和音が定まっておらず、より多くの実施可能性があるので格段に難しいものです。本巻の章立てでは「ソプラノ課題」ということで全8章のうち1章ですが、その章の実習にはそれ以前の記述内容や知識を総動員する必要があります。巻頭に掲げられているモデル履修プラン(各章ごとに要する大体の授業回数)では全25回中6回の授業があてられていることからも、やはりここが全巻中でも有数の難関であるように思われます。

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