これまでのあらすじ
『スピンオフ作品』
「パニックハウス」とは所謂お化け屋敷である。
さまざまな電動式のお化け等がひしめき合い、人々に『恐怖』という娯楽を与えるのだ。
そんなパニックハウスは現在機材点検で使用不可となっていた。
その中へモノンが堂々と入っていく。
「ヤッホー、白馬の王子様の登場だよー。悪い魔法使いはどこかなー?」
モノンの呼び掛けにテイリが姿を現す、何かに乗っているのか随分と位置が高い。
「計算通りの時刻ですね、Ms.モノン。おかげで貴方を殺す計算式が完成しました。」
「…というと?」
「私の能力はご存じですね。」
テイリの能力、それは『リモコン』。半径100メートル以内の電動式機械を意のままに操ることが出来る。
それと到着するまでの空白時間はどう関係するのだろうか?
「貴方ほどの戦闘能力を有する人に娯楽用の玩具では敵いません。ですので
戦闘用に少々手を加えました。」
テイリの解答とともにアトラクションが
否、殺戮兵器となったパニックハウスがモノンに牙を剥く。
モノンは能力を使い攻撃をかわすと銃弾を叩き込む。だが、兵器には傷1つ付かない。
「貴方は今回討伐を受けていた訳ではないので護身用のハンドガン一丁のみなことは把握しています。つまり、これから導かれる解は「貴方にこれの破壊は不可能」です。」
「はん、確かに壊せないけど動きは止められるもんねー!」
モノンは間髪入れず弾丸を放つ。狙いは兵器…ではない。
この兵器は独立して動いていない。パニックハウスに送られる電気を供給して動いているのだ。
ならば、
元を断てばテイリが動かせない鉄の塊となる─!
弾丸は電力の元…ブレーカーに向かって真っ直ぐ飛んでいく。しかし、
それを兵器は見透かしたように防いだ。
「…計算範囲内です。」
兵器が弾丸をデコピンの要領でモノンに打ち返す。弾丸はモノンの眉間に届いた。モノンはその場でたおれこむ。
「Q.E.D、殺害証明か…キャァ!?」
突然の制御不能となった兵器にテイリは投げ出された、よくみるとブレーカーが弾丸によって破壊されている。
バカな、弾丸は確実に防いだ。
2発も撃っていない。
モノンには眉間に穴を開けたし…
…穴?まさか!
「どうよ、テイリちゃん。アタシの名演技、主演女優賞ものでしょ?」
モノンはあっさりと立ち上がり、ニヤリと笑った。眉間の穴は既にもうない。
モノンは弾丸が当たる直前、自分自身に能力の穴を開けたのだ。この穴はただ他の場所と繋げるだけなのでこれ自体にダメージはない。
後は弾丸が穴を通り出口であるブレーカーの先に出てきて破壊したというわけである。
「くっ…それは計算範囲外…」
「んじゃこれも?」
モノンは小さなリモコンを見せてきた、それを見てテイリは狼狽する。
能力リモコンにはもう1つの力がある。それは自分自身をDVDのように操ることが出来るのだ。
その時必要なのがモノンのもつリモコンである。おそらく、投げ出された時に一緒に放り出されたのだろう。
それを今、敵対関係であるモノンが持っていて、悪意をもって使用するとしたら…ただ1つ。
「やめろぉー!そのボタンを押す」
ピッ
一時停止
テイリはモノンに駆け出す直前の姿のまま動かなくなった。
そんな彼女にモノンはリモコンを放り投げた。
「返すわ、運が良ければだれか『再生』してくれるでしょ?」
さまざまな電動式のお化け等がひしめき合い、人々に『恐怖』という娯楽を与えるのだ。
そんなパニックハウスは現在機材点検で使用不可となっていた。
その中へモノンが堂々と入っていく。
「ヤッホー、白馬の王子様の登場だよー。悪い魔法使いはどこかなー?」
モノンの呼び掛けにテイリが姿を現す、何かに乗っているのか随分と位置が高い。
「計算通りの時刻ですね、Ms.モノン。おかげで貴方を殺す計算式が完成しました。」
「…というと?」
「私の能力はご存じですね。」
テイリの能力、それは『リモコン』。半径100メートル以内の電動式機械を意のままに操ることが出来る。
それと到着するまでの空白時間はどう関係するのだろうか?
「貴方ほどの戦闘能力を有する人に娯楽用の玩具では敵いません。ですので
戦闘用に少々手を加えました。」
テイリの解答とともにアトラクションが
否、殺戮兵器となったパニックハウスがモノンに牙を剥く。
モノンは能力を使い攻撃をかわすと銃弾を叩き込む。だが、兵器には傷1つ付かない。
「貴方は今回討伐を受けていた訳ではないので護身用のハンドガン一丁のみなことは把握しています。つまり、これから導かれる解は「貴方にこれの破壊は不可能」です。」
「はん、確かに壊せないけど動きは止められるもんねー!」
モノンは間髪入れず弾丸を放つ。狙いは兵器…ではない。
この兵器は独立して動いていない。パニックハウスに送られる電気を供給して動いているのだ。
ならば、
元を断てばテイリが動かせない鉄の塊となる─!
弾丸は電力の元…ブレーカーに向かって真っ直ぐ飛んでいく。しかし、
それを兵器は見透かしたように防いだ。
「…計算範囲内です。」
兵器が弾丸をデコピンの要領でモノンに打ち返す。弾丸はモノンの眉間に届いた。モノンはその場でたおれこむ。
「Q.E.D、殺害証明か…キャァ!?」
突然の制御不能となった兵器にテイリは投げ出された、よくみるとブレーカーが弾丸によって破壊されている。
バカな、弾丸は確実に防いだ。
2発も撃っていない。
モノンには眉間に穴を開けたし…
…穴?まさか!
「どうよ、テイリちゃん。アタシの名演技、主演女優賞ものでしょ?」
モノンはあっさりと立ち上がり、ニヤリと笑った。眉間の穴は既にもうない。
モノンは弾丸が当たる直前、自分自身に能力の穴を開けたのだ。この穴はただ他の場所と繋げるだけなのでこれ自体にダメージはない。
後は弾丸が穴を通り出口であるブレーカーの先に出てきて破壊したというわけである。
「くっ…それは計算範囲外…」
「んじゃこれも?」
モノンは小さなリモコンを見せてきた、それを見てテイリは狼狽する。
能力リモコンにはもう1つの力がある。それは自分自身をDVDのように操ることが出来るのだ。
その時必要なのがモノンのもつリモコンである。おそらく、投げ出された時に一緒に放り出されたのだろう。
それを今、敵対関係であるモノンが持っていて、悪意をもって使用するとしたら…ただ1つ。
「やめろぉー!そのボタンを押す」
ピッ
一時停止
テイリはモノンに駆け出す直前の姿のまま動かなくなった。
そんな彼女にモノンはリモコンを放り投げた。
「返すわ、運が良ければだれか『再生』してくれるでしょ?」
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筆者:Kd 読者:65 評価:0 分岐:0
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このストーリーの評価
Kd #0 - 17.09.30
![](http://mincomu.sakura.ne.jp/~upImg/sns/2402/24_225544.jpg)
すごく面白い☆
テイリは後にオオダチと共に本編に登場します。
Kd #0 - 17.09.26
![](http://mincomu.sakura.ne.jp/~upImg/sns/2402/24_225544.jpg)
すごく面白い☆
モノン最高にカッコいい
Kd #0 - 17.09.26
![](http://mincomu.sakura.ne.jp/~upImg/sns/2402/24_225544.jpg)
すごく面白い☆
さて、本当はここからでしょうねハゴさん。
ユフインさんの活躍が期待です。
ユフインさんの活躍が期待です。