これまでのあらすじ

『エレメントブレイカーズ 』
1章.エレメントブレイカーズ 読者633 評価0 分岐1
2章.ー出会いー読者324 評価3 分岐1
3章.―翌日―読者388 評価4 分岐3
著者
投稿
読者
評価
分岐
結城
17.08.31
181
3
1
黎明の邪神



其れは、堕ちた大天使____否、今は悪魔、堕天使を指す




明けの明星を指す、堕天使、ルシファーである





そしてそんな異名を持つ者が、人間としての存在でもう一人いる







「……………フゥ………」

____………今日の収穫はまずまず、か。




………うっわ、何時やっても血がベッタベタで………気持ち悪ッ____




現時刻、0時16分




暗い夜道に佇む人間の姿




黒尽くめの衣装に身に纏い、フードで深く顔を覆い、その顔には奇妙な、微かに嘲笑っている仮面を着けている、青年であろう



衣装は暗いから良くわからないが、緑色に染まっている


仮面からチラリと見える目は、血の様に紅く、また黒く光っている気がする







落ちているカードを拾う





____甕星 尊



ミコト、と名前は女の様だが、列記とした男である





錬星学園に通う、高校2年生の青年






彼もまた、エレメントブレイカーの1人





別称は「黎明」




邪神、とは付かないが、ブレイカーの中では此の名で呼ばれている




何故、ルシファー関連の名なのか




其れは、彼の名前にある




____甕星



甕星とは、日本神話の星神及び邪神、天津甕星から来ている



天津甕星は、明けの明星とも言われ、またルシファーも明けの明星と言われる





彼は、苗字から天津甕星の遠い子孫と言われているが



神に子孫なぞ、日本の皇室一家くらいしか居ない







話を戻すが、天津甕星とルシファーの接点から、そう呼ばれている






ルシファーは先刻も述べた通りに、黎明の邪神



彼の仕事スタイルは、別称の通りに悪魔



一言も喋らずに、殲滅をする



相手に隙も与えず、容赦無く殲滅する






「……………帰るか」

____ホント、家族一人一人に部屋があって良かった…………。




彼奴等の血の臭いが変に充満しなくて済むし。



あと、あの野郎が煩ェし………____







剣を鞘に仕舞い、家への帰路を歩き出す





………かと思ったら、地面を蹴って塀の上に足を着き




其れから塀を蹴って、他人の家の屋根の上に物音を立てず、タッ…と登る




宛ら暗殺者のやる所業




屋根を伝い、自分の家を目指す





「……〜♪」





鼻歌交じりに、緑色の血濡れの衣装で、足音も立てずに屋根を伝う















「………ッ」





自分家に着き、屋根から自分の部屋のあるベランダに下りる


ポケットから、ぐにゃぐにゃに曲がった安全とは言えない安全ピンを出し、部屋の鍵穴に嵌め込む


カチャカチャと適当に動かすと、一秒と経たずにカチャリと音がする


無駄に器用



静かに窓を開け、サッと入って閉める




「………ただいまァ………ッと。







………………ふゥ………」





仮面に手を掛けて外し、フードを外す




はらりと、外したフードから見えるさらさらとした髪


そして、仮面の下から現れた顔



髪はやや長く、また少しボサボサ



顔は、鼻が高くて目は微笑んだ様に細くて綺麗




一言で表せば、容姿端麗






なのに、喋り出すと口が悪い




所謂、残念な何とかと言う奴である





鞘に収めた剣を寝台に投げ付け、血塗れになった服を脱ぐ



其れを、部屋にある洗濯機に投げ込む


部屋に態々、彼専用の洗濯機がある





実は、彼の家はかなり大きい



近所では、尊はこう呼ばれている



「毒舌小僧」と



ルックスも良く、性格も意外と良く、家柄も良いのに口が悪い


家庭内でも一番口が悪い



況してや校内でも一番口が悪い程




其れなのに、御子息である。まあ他からしたら何か理不尽





衣服を投げ込み、其れから部屋を出て、廊下の電気も付けずに暗い空間の中、下に降りる





「風呂〜、風呂〜ッと」

____あッちィな〜………あと血の臭いも………臭うな____




血生臭い



入浴場(と言うがそんなに大きくはない)に向かう









「…………ハァ…………。




…………明日も学校、かァ。





クッソ怠ィな………」




暗い廊下を歩きながら、また溜息を吐く




____ま、宿題終わらせたから良いンだけど____




「………ふァ…………ァ…………寝よ」




( ˘ω˘ )…………














「………ふぁ〜………ァ………クッソ眠」

「昨日何時寝たの………」




そう尊に話し掛けてくるのは、水戸 未晴という少女

所謂、美少女と言う類に属する、気は強いが瞳の大きい、可愛い少女



因みに尊の幼馴染である




「昨日?…………7時間前に寝た」

「7時間前って………今、もう直ぐで8時になるから………ハァ、1時?!1時に寝たの?馬鹿なの?!」

「煩ェな………ハイハイ、俺は馬鹿ですよ〜だ、少し寝かせろ」

「ハッ、ちょっ、もうHR始まる………って寝るの早!?」

「…………スコー………」





(ˇωˇ)スヤァ…





「…………此れで成績優秀、ってんだから何か腹立つわ〜……」

____苦手な英語だって、苦手って言っても80点は取ってるし………。





…………あと何か、一人居ない気がする……____






「………ハァ」




半眼で溜息を吐く未晴であった

続きを選択して下さい

筆者:東方projectのにわかファン  読者:163  評価:2  分岐:1

物語の続きを書く

このストーリーの評価

結城 #0 - 17.09.02
なぬっ!!


是非、どうぞ!!


否、寧ろ、お願いします!!

東方projectのにわかファン #0 - 17.09.01
面白い
この続き、書いてもよろしいでしょうか?
(なんか、書きたくてウズウズしちゃって·······)

結城 #0 - 17.08.31
有難うございます!
トリプル主人公………アッイナアレ((殴
此処からどうやって繋げようかと(^^;;


了解です〜!よっしゃ書いてこよう……三┏( ^o^)┛

東方projectのにわかファン #0 - 17.08.31
すごく面白い☆
めっちゃ、面白かったです!!←語彙力のなさ
これで、トリプル主人公ですか·····いやぁーおらわっくわくすっぞ!!d(^w^)
これからの展開が楽しみですねぇ~!!

※大変申し訳ないのですが、水戸未晴の詳細設定、お願いしてもよろしいでしょうか?
(尊君にもカップリングがいたら面白いなーという軽い気持ちで作ったので、よければお願いしたいのですが·····)

物語の感想を書く

訪問有難うございます

リレー小説

みんなのコミュニティ

アーカイブス


» 過去ログ
結城 さんが投稿した リレー小説 「 黎明の邪神 」黎明の邪神其れは、堕ちた大天使____否、今は悪魔、堕天使を指す明けの明星を指す、堕天使、ルシファーである
2017 - copyright© みんこみゅ - リレー小説 all rights reserved.