しぐさで読む美術史 (ちくま文庫) の感想
参照データ
タイトル | しぐさで読む美術史 (ちくま文庫) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 宮下 規久朗 |
販売元 | 筑摩書房 |
JANコード | 9784480433183 |
カテゴリ | » 本 » ジャンル別 |
購入者の感想
絵画鑑賞のための、中級者向け勉強本です。
書店に並ぶ美術本は一通り読んだ、という方に最適だと思います。
新刊含め、その類のものはほぼ読み尽くした私ですが
見たことのない図版が数多く収録されている本書は貴重なものです。
(宮下先生の「~美術史」というタイトルの本はその傾向が強く
さらに深く絵画について学びたい方にはぴったりです。)
文庫本でのカラー図版の収録に尽力されているのも、ありがたい点です。
また、先生は常々、自分の興味ある分野の絵だけでなく
さまざまな美術作品に触れることの大切さを説いていらっしゃいますが
本書でも、複数の日本画や、海外の教会建築なども紹介されており
食指の動かない分野の本はなかなか手に取れず、また、おいそれと現地に足を運べない素人にとって
視野を大きく広げることのできる構成になっています。
宮下先生の他書をお読みの美術愛好家の方たちはご存知かと思いますが
先生がどんな心境でこの本の元になった雑誌の連載をされていたかを知ってから本編を読みたくて
私はあとがきを先に読みました。
小さい頃からの夢を実現して美術史家になった宮下先生を
これからも尊敬し、応援しています。
かすかな繋がりであっても持ち続けたいという、一読者の望みを
この先も、著書の出版という形で宮下先生に叶えていただければ
これほど嬉しいことはありません。
書店に並ぶ美術本は一通り読んだ、という方に最適だと思います。
新刊含め、その類のものはほぼ読み尽くした私ですが
見たことのない図版が数多く収録されている本書は貴重なものです。
(宮下先生の「~美術史」というタイトルの本はその傾向が強く
さらに深く絵画について学びたい方にはぴったりです。)
文庫本でのカラー図版の収録に尽力されているのも、ありがたい点です。
また、先生は常々、自分の興味ある分野の絵だけでなく
さまざまな美術作品に触れることの大切さを説いていらっしゃいますが
本書でも、複数の日本画や、海外の教会建築なども紹介されており
食指の動かない分野の本はなかなか手に取れず、また、おいそれと現地に足を運べない素人にとって
視野を大きく広げることのできる構成になっています。
宮下先生の他書をお読みの美術愛好家の方たちはご存知かと思いますが
先生がどんな心境でこの本の元になった雑誌の連載をされていたかを知ってから本編を読みたくて
私はあとがきを先に読みました。
小さい頃からの夢を実現して美術史家になった宮下先生を
これからも尊敬し、応援しています。
かすかな繋がりであっても持ち続けたいという、一読者の望みを
この先も、著書の出版という形で宮下先生に叶えていただければ
これほど嬉しいことはありません。