虚構推理（３） (月刊少年マガジンコミックス) の感想

２巻発売から４ヶ月経ち、虚構推理 第３巻が発売されました。
結論から言えば今回は前回に続けての推理がメインであり、その解決策といった内容です。

今巻は文字どうりこの作品のタイトルが回収されたようなパートになっています。
この作品は本来フィクションですが、理屈的なものにも筋が通っているような気がして個人的には悪くないと思いました。

２巻の続きから、七瀬かりんと鋼人七瀬との関連性は？鋼人七瀬とは一体何者なのか？どういった存在なのか？
七瀬かりんは他殺か自殺か？などなど
今回はそういった一通りの謎が消化される話でした。

内容に関しても、真相の有無やそれによって人が生み出す噂やその信憑性
ネットなどの普及による影響といった 本来私たちの身近にあるものを応用している点は感情移入はしやすかったです。
対処法や解決策に関して説得力があり、筋は通っていると個人的には思っています。

ただ七瀬かりんちゃんの死因や他殺か自殺かに関してはあっさりわかってしまいちょっと残念な気がします。
まぁ琴子ちゃんの能力や物語の設定上仕方ないとわかってはいましたが・・・わかっていましたがしかし・・・(>_<)

とは言いましたが、今回は琴子ちゃんの活躍回と言っても過言ではない話でした。
あくまで怪異と人との仲介役や守られポジションに徹しているのかと思いきや
琴子ちゃんは琴子ちゃんで頭脳を駆使して解決策を講じるなど、探偵キャラがより定着した気がします。

そして６話ラスト・・・やっぱりすんなりとはいきそうにない流れになってきました。
また新しい解決策を見つけなくてはならなそうです・・・。
次巻に期待です。

そして次回 第４巻は８月と４ヶ月後に出ます。
大体このペースで単行本が出るのでしょうかね
ただ２ヶ月に８０ページ近く書いているということなので、片瀬先生体調には気をつけてください！！