ソフトウェア品質保証入門―高品質を実現する考え方とマネジメントの要点 の感想

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タイトルソフトウェア品質保証入門―高品質を実現する考え方とマネジメントの要点
発売日販売日未定
製作者保田 勝通
販売元日科技連出版社
JANコード9784817192639
カテゴリ科学・テクノロジー » 工学 » 経営工学 » 品質管理

購入者の感想

著者のお二人は日立製作所で実務を経験され、保田氏は現在つくば国際大学で教べんをとり、奈良氏はソフトウェア開発のコンサルタント業をされている。

第1章ではソフトウェアの品質・品質保証について書かれており、ソフトウェア品質の考え方をモデル化した説明、ソフトウェアの4つ(あるいは5つ)の特質、欧米と日本の品質の考え方の違いなどが丁寧に解説されている。不良低減のための方針を表した図は、なるほど、と自明ではあるものの「作り込み不良低減」「不良の早期摘出」という2つのベクトルがとても印象的。

第2章では品質保証部門ではなく開発部門の視点に立ち、前述の「作り込み不良低減」の努力について解説している。DR(デザインレビュー)については問題点があげられており、限られた時間で、できるだけメンバーに多くの指摘をしてもらう、DR終了後の徹底的なフォローが必要、といった指摘があった。自身のレビューを振り返るいいネタになりそうだ。

第3章は出荷後の品質保証活動について、第4章ではいわゆる静的・動的テストに関するテスト戦略・技法などについて網羅的に解説されている。ここでは技法紹介に加えて、「評価」についても言及されている。「測る」ことの重要性を再認識させられる。

第5章、第6章では人材育成・求められる品質保証というテーマが、より広域的な視野で語られ、本書は締めくくられている。

品質を「作る」「測る」「管理する」すべてのエンジニアにとって良い本。0

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