新装版 闇の支配者に握り潰された世界を救う技術 の感想

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学校で習う常識とはかけ離れており、いわゆるトンデモ本扱いをされるような内容です。

しかし私は最近フォスター・ギャンブルの「スライヴ THRIVE」（DVD http://www.amazon.co.jp/dp/B007R16EVY）を見て、こういう話があながち妄想とは言っていられないのではないか、と思うようになりました。ちなみに、スライヴについては東京大学の矢作直樹教授の著書に紹介されてあったことで観てみようと思った次第です。フォスター・ギャンブル氏はP&Gの創業者家系の御曹司ですが、家督のビジネスを継がず、小学生の頃の神秘体験をきっかけにドーナツ型のTorus（トーラス、多重連結空間、円環面）という立体形に魅了され、探求を続けていくうちに、本書で扱うようなフリーエネルギー技術が権力によって隠蔽されてきたという歴史を知ります。実際に、本書で紹介されている発明の一部は、スライヴでも紹介されています。

石油資本の利権によって世界を支配しようとする勢力が、フリーエネルギーや、がんの治療法に経済的な脅威を感じているため、これらの革命的発明者にあらゆる形で圧力をかけ、時には暗殺までしてこれらの技術が表に出て普及することがないようにコントロールしている、そういう世界観を本書とスライヴは共有しています。妄想的な「陰謀論」だと片付けてしまいたくなりますが、実際にこれらの発明者たちが不審な強盗を受けたり、不審死を遂げていることはWikipediaなどでも確認できるくらいの史実であり、もしこれらの発明がすべてウソだったなら誰が一体なぜわざわざ圧力をかけているのでしょう。このような圧力の存在自体が、これらの発明の信憑性をある程度担保しているのではないか、と思えます。ホラであったならどうせ再現できないわけですから放っておけばよいだけのことです。危険が伴う強盗や殺人という過剰な反応は明らかに怪しい。

なお、本書にはUFOについての言及がありますが、スティーブン・グリア医師による「UFOテクノロジー隠蔽工作