So シリアス

No.13 #174 - 15.10.14 21:04

私がはじめて描いた小傘ちゃんは社会のノートだった…
そういえば小傘ちゃんかいたことなかったなぁ…なんてことを社会の授業中に思ったのだ、席替えで主人公席(周りに男子はほぼいない)になって授業中お絵描きし放題だった私は それがとてもいいことだと、嬉しいことだと感じていた…そんな気の緩みが私に軽率な行動をとらせた、気の緩みきった私はあろうことかお絵描き用のノートを持ってるにも関わらず、社会のノートに小傘ちゃんを描いたのだ…なにか特別な感覚を感じていたのだろう描いちゃいけない所に描くことに…
小傘ちゃんを描ききった時の感動はすさまじかった
「私はついに小傘ちゃんを描いたんだ…ｯｯ！！」
それからの生活はとても華やかなだった、退屈に授業をうけながら時々社会のノートを覗くのだ、そこには笑顔の小傘ちゃんがいる。それがとても幸せだった、これからずっとこんな幸せが続くんだと思っていた…いや、正直幸せすぎていつまでとかはその時感じていなかった…
数週間がたった。
幸せな毎日は変わらず、不幸なことといえば朝電気ケトルで作っていたゆで卵を電気ケトルに入れたまま忘れてしまっていたことぐらい…あとは飲物を忘れて水道水のんでたことかな？…とりあえず幸せだった。
今日も授業があった
そろそろテストだ、ちゃんと勉強しなければ。しかしそんなこと言って勉強したためしはない、ぼんやりと考えながら今日も小傘ちゃんをながめていた…あぁ
「…ート提出は当日の17時までな～」
…は？ なんだって？聞き取れなかった。
いやその一瞬、私は思考する事をやめていたのだろう…だからすぐに何て言ったのか理解した。
ノートの提出があるのだ。なんの？
その時間は社会の授業だった…
私は自分を呪ったこんな浅はかな自分を。よく考えればわかることだ、ノート提出が今学期から始まったわけではない、一年生の時からあって毎回忘れて家まで取りに帰るのが私だった…そんなことはどうでもいい。
小傘ちゃん…どうしよう。小傘ちゃん…
残しておくわけにはいかない、じゃあどうすればいいんだ、私の小傘ちゃん…
どうすればいいかなんてわかっていたそれでも…
私は決めた…いや、決まっていたんだ。
ずっと決まっていたのに先のばしにしていた。だけどやらなければいけない…私が描いて…私が消すんだ…
社会のノートがやけに重く感じた、たかがノートがこんなにも重かっただろうか
小傘ちゃんのいるページまで私は1ページづつめくっていった…小傘ちゃんのページはしっかり開かれた痕がある、パッと開けばすぐに会えただろうが、私は気まずくて時間をかけたのだ…
小傘ちゃん…
小傘ちゃんは変わらず笑顔だった。
小傘ちゃんの笑顔が眩しくて泣き出しそうだった…決意が揺らぐ…
私の自分勝手で小傘ちゃんを消さなければならない…
私は消しゴムを握りしめた。
やらなければ…
手が震える、目が眩む、吐き気がする…
だめだ…涙が、前がみえない…

「…だから」

！？

「私は 大丈夫だから

描いてくれてありがとう」

小傘ちゃん… ごめん、ごめんね…小傘ちゃん…許して ごめんね…ごめんね… 許して小傘ちゃん…ごめんね…ーーーーーー




消えていく小傘ちゃんは変わらず笑顔だった。






Ps.社会のテストできるきがしねぇ

No.13 #683 - 17.11.27 23:04

さまに本気でぶん殴られて浮遊感の後に永遠亭で目が覚めてうどんちゃんに看病されるというダブルラッキーしたい

No.13 #619 - 17.07.30 20:23

ボブサップの手書き幻想入り動画作ってます完成したいけど完成するかわからないけど完成したらみてくだちいm(__)m

No.13 #618 - 17.07.29 01:47

筋肉はなぜこんなにも美しいのだろうか 夏休みだし僭越ながら東方キャラで筋肉に書いてほしいとリクエストあると喜び舞います 描きます

No.13 #617 - 17.07.28 02:06

やっぱり日本語ペニーに違和感ｶﾞｶﾞｶﾞルビーとヤンはめっつあぴったりと感じるんですけど(´・ω・`)

No.13 #612 - 17.07.17 21:17

めっちゃおもしろかってん 個人的にノーラとペニーがめっちゃ好きなんですが日本語だとキャラがちょっとかわちゃって悲しい(´・ω・`)