クラウドを支える技術 ―データセンターサイズのマシン設計法入門 (WEB+DB PRESS plus) - 9784774167305
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参照データ
タイトル | クラウドを支える技術 ―データセンターサイズのマシン設計法入門 (WEB+DB PRESS plus) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | ルイス・アンドレ・バロッソ(Luiz André Barroso) |
販売元 | 技術評論社 |
JANコード | 9784774167305 |
カテゴリ | » 本 » ジャンル別 » コンピュータ・IT |
購入者の感想
本書は、ITインフラの中でどうしても仮想化しきれない「物理インフラ」、すなわち電力、空調、ハードディスクI/O、物理的な通信といった部分について、近年の大規模データセンター構築におけるトレンドをまとめた本である。
書名からは、HadoopやMapReduceといった、クラウドでの大規模データ処理を担うアプリケーションアーキテクチャに関する内容を想起するかもしれない。そちらの知識を期待される方は読んで肩透かしを食らうので注意。
逆にいわゆるITインフラに関わる人にとっては非常に有益な一冊。ITインフラに関する本自体少ないが、さらに電源や空調といったデータセンタ設備についてはなかなかまとまった知識を得ることは難しい。そのくせ、インフラを構築する時になって一番足元をすくわれるのが、こういった物理インフラの部分だったりするだけに、基本的な知識と最新事例をまとめてくれるのは非常にありがたい。まだ事例が少なく、実務に応用するにはやや記載が薄い部分も目立つが、原書は今後も改訂されるとのことなので、内容の充実を期待したい。
必ずしも体系的とは言い難いが、データセンターにおける物理インフラの教科書としても使えるだろう。また、コスト効率や耐障害性といった部分も言及されているため、インフラ企画やインフラ運用に関わる人にも役立つと思われる。
書名からは、HadoopやMapReduceといった、クラウドでの大規模データ処理を担うアプリケーションアーキテクチャに関する内容を想起するかもしれない。そちらの知識を期待される方は読んで肩透かしを食らうので注意。
逆にいわゆるITインフラに関わる人にとっては非常に有益な一冊。ITインフラに関する本自体少ないが、さらに電源や空調といったデータセンタ設備についてはなかなかまとまった知識を得ることは難しい。そのくせ、インフラを構築する時になって一番足元をすくわれるのが、こういった物理インフラの部分だったりするだけに、基本的な知識と最新事例をまとめてくれるのは非常にありがたい。まだ事例が少なく、実務に応用するにはやや記載が薄い部分も目立つが、原書は今後も改訂されるとのことなので、内容の充実を期待したい。
必ずしも体系的とは言い難いが、データセンターにおける物理インフラの教科書としても使えるだろう。また、コスト効率や耐障害性といった部分も言及されているため、インフラ企画やインフラ運用に関わる人にも役立つと思われる。