はじめてのOSコードリーディング ~UNIX V6で学ぶカーネルのしくみ (Software Design plus) - 9784774154640
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参照データ
タイトル | はじめてのOSコードリーディング ~UNIX V6で学ぶカーネルのしくみ (Software Design plus) |
発売日 | 2013-01-09 |
製作者 | 青柳 隆宏 |
販売元 | 技術評論社 |
JANコード | 9784774154640 |
カテゴリ | ジャンル別 » コンピュータ・IT » OS » Unix |
購入者の感想
書店で手に取った上で購入しました。
まだ全部は読み切っていませんが、著者の安定感のある文体と、読書会の参加者によるレビューを受けている効果で、論理の飛躍や、間違いも(今のところ)見当たらず、また、図・表により、イメージも掴みやすくなるよう工夫されており、非常に完成度の高い書籍という印象を得ています。
自分は、今まで業務でUNIXのシステム・プログラミングをした経験が何度かあります。
いずれもタイトなスケジュールのため、やっつけ仕事(ブラックボックス的な扱い)で済ませるしかなく、「このままでは、(今も)後々も苦労する」とは思っていました。しかし理論主体の本を読んでも今ひとつ納得感が得られない状態でした。
この本で面と向かいソースに触れて初めて、UNIXという「難しいもの」の、氷が少しずつ解けていくような感触を得ています。
なお、本書を手に取って(本書の)レベルが高いと思った方(=自分)は、以下のように工夫すると読みやすいと思います。
・最初から、全てを理解しようと思わない。数年じっくり腰を落ち着けるつもりで、折に付け目を通す。
・3章プロセスの制御で早々に躓く場合は、後ろの章から読んで気分転換を図るのも良い。
・より単純なOS構造の自作OSの書籍を読み、実際に作ってみると、OSの様々な機能の必要性を実感できるので、本書の敷居も下がる。
・PDP-11のアーキテクチャ、アセンブリ言語仕様などオンラインの資料(付録を参照)は、必ず入手して目次ぐらいは目を通しておく。
以上、お役に立てば幸いです。
まだ全部は読み切っていませんが、著者の安定感のある文体と、読書会の参加者によるレビューを受けている効果で、論理の飛躍や、間違いも(今のところ)見当たらず、また、図・表により、イメージも掴みやすくなるよう工夫されており、非常に完成度の高い書籍という印象を得ています。
自分は、今まで業務でUNIXのシステム・プログラミングをした経験が何度かあります。
いずれもタイトなスケジュールのため、やっつけ仕事(ブラックボックス的な扱い)で済ませるしかなく、「このままでは、(今も)後々も苦労する」とは思っていました。しかし理論主体の本を読んでも今ひとつ納得感が得られない状態でした。
この本で面と向かいソースに触れて初めて、UNIXという「難しいもの」の、氷が少しずつ解けていくような感触を得ています。
なお、本書を手に取って(本書の)レベルが高いと思った方(=自分)は、以下のように工夫すると読みやすいと思います。
・最初から、全てを理解しようと思わない。数年じっくり腰を落ち着けるつもりで、折に付け目を通す。
・3章プロセスの制御で早々に躓く場合は、後ろの章から読んで気分転換を図るのも良い。
・より単純なOS構造の自作OSの書籍を読み、実際に作ってみると、OSの様々な機能の必要性を実感できるので、本書の敷居も下がる。
・PDP-11のアーキテクチャ、アセンブリ言語仕様などオンラインの資料(付録を参照)は、必ず入手して目次ぐらいは目を通しておく。
以上、お役に立てば幸いです。