燃える闘魂 の感想
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参照データ
タイトル | 燃える闘魂 |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 稲盛 和夫 |
販売元 | 毎日新聞社 |
JANコード | 9784620321660 |
カテゴリ | 本 » ジャンル別 » 投資・金融・会社経営 » 会社経営 |
購入者の感想
待望の稲盛和夫氏の新刊です。
序章に記述されているとおり、本書は2012年2月に開催された「毎日21世紀フォーラム」において、
「日本の経済社会の再生と国家のあり方」と題する講演を契機に企画出版されたものです。
「混迷の時代を生き抜く勇気と指針」を基軸にした内容となっています。
タイトルの『燃える闘魂』は、稲盛氏が長年提唱しておられる「経営の原点12カ条」の一項。
何故に熱い書名となっているのかは言わずもがなでしょう。
本書に書かれている内容は、これまで数多くの書籍や講演CDでも幾度となく語られたものです。
しかし、“苟に日に新たに、日々に新たにして、又た日に新たなり”です。
一度や二度読んだだけで「平成の神様」とも称される稲盛氏の教えが身に付くことはありません。
稲盛氏曰く「血肉化」するほどの反芻がなければ、ただ「いい話を読めた」だけに終わってしまいます。
一見、経営者向けの書籍に思えますが、稲盛氏の名著『生き方』同様、
多くの読者層に読んで欲しい内容となっています。
殊に第三章「世のため人のため」、第四章「徳をもってあたる」は、
いま日本人に必要とされる「燃える闘魂」の「心柱」ともいえるフィロソフィについて、
具体的な事例から学ぶことが出来ます。
ちなみに表紙カバーを飾る稲盛氏の写真は篠山紀信氏による撮影。
最近は柔和な表情の写真が多い稲盛氏ですが、
恬淡とした表情ではありますが、凄まじいばかりの精神的な強靭さが感じ取れます。
稲盛氏の尊顔は、まさに“生きざま”を如実に表しています。
序章に記述されているとおり、本書は2012年2月に開催された「毎日21世紀フォーラム」において、
「日本の経済社会の再生と国家のあり方」と題する講演を契機に企画出版されたものです。
「混迷の時代を生き抜く勇気と指針」を基軸にした内容となっています。
タイトルの『燃える闘魂』は、稲盛氏が長年提唱しておられる「経営の原点12カ条」の一項。
何故に熱い書名となっているのかは言わずもがなでしょう。
本書に書かれている内容は、これまで数多くの書籍や講演CDでも幾度となく語られたものです。
しかし、“苟に日に新たに、日々に新たにして、又た日に新たなり”です。
一度や二度読んだだけで「平成の神様」とも称される稲盛氏の教えが身に付くことはありません。
稲盛氏曰く「血肉化」するほどの反芻がなければ、ただ「いい話を読めた」だけに終わってしまいます。
一見、経営者向けの書籍に思えますが、稲盛氏の名著『生き方』同様、
多くの読者層に読んで欲しい内容となっています。
殊に第三章「世のため人のため」、第四章「徳をもってあたる」は、
いま日本人に必要とされる「燃える闘魂」の「心柱」ともいえるフィロソフィについて、
具体的な事例から学ぶことが出来ます。
ちなみに表紙カバーを飾る稲盛氏の写真は篠山紀信氏による撮影。
最近は柔和な表情の写真が多い稲盛氏ですが、
恬淡とした表情ではありますが、凄まじいばかりの精神的な強靭さが感じ取れます。
稲盛氏の尊顔は、まさに“生きざま”を如実に表しています。
本書を読了したときに、2020東京五輪が決定した。いずれも新生日本の黎明を感じさせてくれた。
良書が読む者に元気を与えてくれる書物であるとしたら、本書は間違いなく良書中の良書であり、個人を、組織を、日本を、勇気と希望へと導いてくれる。
もちろん著者の土俵である「経営」論においても、実に実践的で、それでいて高邁な内容となっている。激しい「燃える闘魂」と崇高な「徳」が、京セラ、KDDI、そしてJALに成長と発展、そして再生をもたらせた。望むらくは、本書が大きなうねりとなって、輝かしい日本の未来を実現する一助となることを、一読者としても願うばかりである。
良書が読む者に元気を与えてくれる書物であるとしたら、本書は間違いなく良書中の良書であり、個人を、組織を、日本を、勇気と希望へと導いてくれる。
もちろん著者の土俵である「経営」論においても、実に実践的で、それでいて高邁な内容となっている。激しい「燃える闘魂」と崇高な「徳」が、京セラ、KDDI、そしてJALに成長と発展、そして再生をもたらせた。望むらくは、本書が大きなうねりとなって、輝かしい日本の未来を実現する一助となることを、一読者としても願うばかりである。