Cプログラム高速化研究班 コードを高速化する20の実験と達人の技 の感想
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参照データ
タイトル | Cプログラム高速化研究班 コードを高速化する20の実験と達人の技 |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 片山善夫 |
販売元 | USP研究所 |
JANコード | 9784904807057 |
カテゴリ | ジャンル別 » コンピュータ・IT » プログラミング » C |
購入者の感想
最適化の話としては非常に基本的な内容です。この手の話題で中心になるアルゴリズムの面はほとんど書かれていませんが、それはこの本が想定しているのが、適切なアルゴリズムを選定した上でのファインチューニングだからです。書いてあることが当たり前のように感じられる程度に身につけば、少なくとも遅くなりそうなコードは書かないレベルに達しているはずです。あるいは、最適化オプションを施してコンパイルするとプログラムが暴走するような場合に、コンパイラがいったいどんな悪さをしているのかを知る手がかりとなるかもしれません。ただし「あとがきに代えて」でも触れられていますが、方策を探すための道筋、考え方として読むべきです。さもないと、数時間ソースをぐちゃぐちゃにして実行時間が5%だけ短くなりました的なオチになるでしょう。
プロセッサの構造やコンパイラの最適化処理などを紹介しつつ、Cプログラムの高速化について、
どこから着手するべきかの「考え方」を紹介している本。紹介される具体的な高速化手法は決して
多くはないものの、業務アプリケーションでありがちな題材を取り上げているので、個人的には
かなり役に立った。特に「SIMDを用いた文字列比較」がお気に入り。
可能であれば、もっと詳しい内容を取り扱った続編がほしい。
どこから着手するべきかの「考え方」を紹介している本。紹介される具体的な高速化手法は決して
多くはないものの、業務アプリケーションでありがちな題材を取り上げているので、個人的には
かなり役に立った。特に「SIMDを用いた文字列比較」がお気に入り。
可能であれば、もっと詳しい内容を取り扱った続編がほしい。