竹林はるか遠く―日本人少女ヨーコの戦争体験記 の感想

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タイトル竹林はるか遠く―日本人少女ヨーコの戦争体験記
発売日販売日未定
製作者ヨーコ・カワシマ・ワトキンズ
販売元ハート出版
JANコード9784892959219
カテゴリ »  » ジャンル別 » ノンフィクション

購入者の感想

内容は、終戦直後の激動を生き抜ぬいた著者一家の奇跡と感動の物語である。
現在のソ連国境に近い北朝鮮から、日本にたどり着くまでの過程で何があったかが、子供の目線(著者は当時11歳)で描かれている。

その中で、韓国側が問題視する、日本人女性が朝鮮人に強姦されるシーンが描かれている。
「私たちは京城をでなければいけない。朝鮮人の男たちが、藪の中へ女の人たちを引きずっていくのを見たし、若い女性に乱暴しているのも見たわ」(111頁)。
「男たちの集団は去ったが、彼らは悦楽を求めて人々の間をよろよろ歩き、そして娘たちを見つける度に外へ引きずり出した。たびたび女たちの悲鳴が響いた」(118頁)。
また、朝鮮人が、日本人を殺したうえで金歯まで抜いている記述もある(129頁)。
死人から金歯を抜くなど、まさにアウシュビッツ収容所で行われていたことと全く同じである。

こうした事実の存在を韓国側が認めないのは理解できない。
著者の兄が親切な朝鮮人に助けられたことに関しての記述があるように(第11章)、著者は反朝鮮の立場ではなくあくまで中立的立場でこの本を書いており、事実をでっちあげるようなことをしていないのは明白である。
事実を事実として受け止めず、韓国はただ被害者であるという主張をするのは著しく問題である。
在米韓国人は、この本に対して、「日本による極悪非道な朝鮮植民地支配が描かれていない」と批判しているがこれも一面的である。
そもそも、あのマルクス「大先生」ですら、植民地支配にはプラスの側面があることを英国のインド支配を例に主張している。
植民地支配を一方的に悪としてのみ片づけるのは、ロシア・マルクス主義の専売特許である。

2013/06/09『日本経済新聞』朝刊 5面で、在米韓国人ロビーが活発に活動し、その活動の結果、ロイス下院外交委員長は下院本会議で、日本非難の演説をとうとうとぶった(同盟国に対するこの種の発言は異例である)、ことなどを報じている。
著者による「日本語版刊行に寄せて」に書かれた、ボストン駐在韓国領事らによるこの本に対する攻撃も、こうした在米韓国人ロビー活動の一環だろう。

水子の譜と並んで、引き上げ時にいかに朝鮮人によって残虐非道が行われたかを記した本で、子供たちにも読みやすいよう平易でソフトな表現になっています。
この本の焦点は、日本人婦女子が朝鮮ソ連の不逞外人によって心身に多大な傷を負わされたという厳然たる事実だと思います。
それを少女の視点から描きだしたものであって、別に嫌韓はありません。むしろ助けてくれた朝鮮人の話なども入れているのにも関わらず、2006年に朝鮮人を残忍に描いていると騒ぎ始め、アメリカの副読本から外すためヨーコさんを記者会見にまで引っ張り出し謝罪要求しました。(当時ヨーコさん73歳)
真実なんてどうでもよく、自らを嘘で塗り固めてそれでよしとする気質が見事に表れています。
多感な時期の少年少女がほぼ満洲に近いところから釜山港まで本当に大変な苦労をされたなと思います。大陸と半島から引き揚げて来られた方の心中を垣間見ることができました。

こういった史実は被害に遭われた方がお話しする性格のものではありませんから、余計にこういった本の重要性がでてきます。ただ、本書の最初のほうに書かれた会話の中の記述あたりが副読本にするさいに、アメリカに利用されているのではないかと考えたりもします。すなわち「戦争を仕掛けた日本が悪い」をアメリカの子供たちに刷り込ませる一助にしているのではないかという心配です。アメリカが日本の戦いを肯定した本を副読本にすることは決してありませんし、当時のありのままの会話内容を「日本人が書いているのだから」とアメリカ肯定のプロパガンダに使われているのじゃないかと考えてしまいます。
とにかくもこのような史実こそ日本人に知らされなければならないことで、その点において重要な一冊です。

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