住んでみたドイツ 8勝2敗で日本の勝ち (講談社+α新書) の感想

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タイトル住んでみたドイツ 8勝2敗で日本の勝ち (講談社+α新書)
発売日販売日未定
製作者川口 マーン 惠美
販売元講談社
JANコード9784062728140
カテゴリジャンル別 » 社会・政治 » 社会学 » 社会学概論

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購入者の感想

正直、笑える本です。

特に労働についての部分が印象的でした。
私は20代後半ですが、著者の言うような日本の労働環境や残業に対する意識を持った同僚やお客様、上司を見たことはありません。
唯一感じたのは、自分の親世代からバブル期はこうだった、と聞かされる時代のことを書かれているんだということ。
彼女は28年ドイツにいるということは、私が生まれてからの日本を知らず、
30年前の記憶でかつ、実際にサービス業で働きもしない人間が勝手に想像して憶測で書かれたものだということ。
90年代も2000年も2010年も。この2,3年で見ても時代はかなりのスピードで動いているとうのに、昭和の時代の日本しか知らないんだなぁという印象。
ドイツ人は勝手に自分で首をしめて日本より労働時間が短いのに苦しみ鬱などになっている人がいると書かれており、
日本人はお風呂があるからストレスは解消されると書かれていますが、
日本にいる今の日本人がこれを見れば、著者が正しいことを言っているかどうかは一目瞭然なのではないでしょうか。

この本には、労働に関するデータや裏付けがないです。(その他の項目においても)
著者はデータを使って事実を書いているのではなく、著者自信が思っている、しかも偏った色眼鏡での価値観を勝手に本にされています。
これを鵜呑みに信じる方がいるとしたら、とても危険なことです。

私もドイツにはいたことがあるし、ドイツ人の友人もその他の国の友人もたくさんいますが、
著者が言うドイツに賛成するようなドイツ人はいません。
おそらく類は類を呼ぶということで、著者の周りにはそういった見解の方がいるのかもしれませんが。

日本については現状を全く知らない。
ドイツにも28年いながら、ドイツもわかっていない。
どこの国について書かれた本なのかと著書に聞いてみたい、そんな1冊です。

タイトルと内容は全然一致していません。

本来ならば、ひとつひとつ項目を立て、きちんと比較すべきところでしょう。

自分の身の回りにいるごく一握りのドイツの知人の体験談をダラダラと書き、それをもってして、ドイツ全体を語るというトンデモ本でした。

ドイツの歴史、日本の歴史とかへの考察もなく、世間知らずの、とても薄っぺらな内容でした。

もっと社会制度、教育制度など勉強してからにしてほしいな、と突っ込みどころ満載でした。

編集者が売り上げを意識して付けたタイトルかも知れないけれど、むしろそれが、せっかくしっかりと書かれたこの本のレベルを誤解させているし、何より内容と全く合っていない。筆者が付けたタイトルなら、例えば全体を10の項目に分け、それぞれの勝ち負けを論ずるような内容であるはず。講談社は別の新書でもこのようなことが時たまあるので、猛省を促したい。「大手の新書の品格」をどう心得ているのか。筆者に罪はないし、とても良い観察眼をお持ちなのには敬服。ドイツ駐在、留学の決まった方々には、特にお勧めしたい内容の本だ。

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