メイドインアビス Blu-ray BOX 上巻 の感想

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久しぶりに傑作と出会えた。まずは個性的な世界観が素晴らしい。
アビスという大穴を潜っていく探窟家の物語。深層が深くなる程に、呪いが残酷になるのは想像できる。興味深いのは、その呪いが「上昇すること」で発症するという点だ。
ケビン・パーキンという作曲家が音楽を手がけている。壮大で残酷ながら美しい舞台の中で逞しく生きる主人公たち。彼らの冒険と世界観がめちゃくちゃマッチしている。
キャクターも一人一人が魅力的。主人公の二人には、多くの謎や伏線がはられており、と〜っても続きが気になる。
最終話はその全ての総決算とも言えるくらい泣けたし、感動した。

そのオリジナリティーとドラマ性、テーマ性の深さで手塚作品を彷彿させる原作を、実に丁寧に、リスペクトを込めてアニメ化した作品。
原作の持つ残酷さ、猥雑さも含め、見事に映像、演技、音楽で昇華させた傑作。
演出、動画、背景、声優、音楽、どのセクションをとっても非の打ちどころがない。
原作の最初のクライマックスを映像化した最終回では、感動、号泣。
原作ではここからが本格的に物語のスタートなので、２期は必ずあると思っているが、念のために是非、たくさんの方にご購入いただきたい。
（営業関係の者ではありません）