イワタニ カセットガス・グリルパン ビストロの達人・II CB-GP-2 の感想

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前作のビストロの達人１（初版）は基本的にはコンパクトでデザインもよく、
性能的には素晴らしかったが、
ただひとつだけ致命的な欠陥があった。
それはごとくが三脚しかないことであった。
「プレートをはずせば普通のガスコンロとして使えます」と
メーカー自身が布告していたにもかかわらず、
いったんプレートをはずして土鍋などを使おうものならば、
その欠陥が露呈することとなった。
結局三脚しかごとくがないために不安定このうえなく、
最悪の場合、鍋が倒れてやけどをしかねなかった。
そのくらいひっくりかえりやすく不安定すぎて
私もひやっとしたことが数回ある。
どうやらメーカー自身もこの致命的欠陥に気づいていたらしく、
改良版のこのビストロの達人２を出してごとくを４脚に増やした。
安全性にかかわることだけに
本来ならば社会的責任ある企業として前作はリコールすべきだった。・・・

本作では火力も増したが、火力は前作でも十分すぎるほどだったので、
改良の中心点はあくまでもごとく４本化(４脚化)である。
初めて買うひとで１か２か迷っているなら
以上の観点から２を買うべきである。（値段は１より割高だが。）

ただ、いまだに前作１を買った人への
ごとく三脚から生じた危険性へのおわびも一切無く、
このメーカーの姿勢に対しての一抹の不安は残る。