重火器の科学　戦場を制する火砲の秘密に迫る (サイエンス・アイ新書) の感想

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火砲を中心とした武器について解説した本。著者は元自衛隊員。新書サイズだが、オールカラー。見開きで左ページが文章、右ページが写真もしくは図という基本構成となっている。

榴弾砲、迫撃砲、自走砲、バズーカ、無反動砲、対戦車ロケットなどが含まれていて、手榴弾や地雷も入っている。機関銃類は含まれていない。

カタログ的な本ではなく、機能や構造や特徴を中心に説明したものである。信管、火薬と爆薬、無煙火薬、砲弾の種類や構造、連隊の標準組織体系、前進観測、工兵の役割といったことも書かれている。

銃や戦車や戦闘機や軍艦に関する本に比べると、重火器に特化した本はあまり多くないので重宝する。