下ネタという概念が存在しない退屈な世界 5 (初回生産限定版) [Blu-ray] の感想

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「ＳＯＸ」は「群れた布地」に戦いを挑む。「過激な変態」は「下ネタテロ」とは違い、社会に対する絶対悪であり相容れないのです。
　作戦は、「狸吉の蒸れたパンツ」を餌に「下着愛好者」を捕らえるというもの。ところがこの餌をアンナ先輩が「愛する狸吉」からの「ご褒美」と勘違いして部屋に飛び込んできてしまいパンツを貪ってしまいます。更にあまりの嬉しさに興奮して、その場にいた狸吉に逆エビ固めをかけ、頭に自分の下半身を押しつけ恍惚状態に。だがそのスキに学内の下着愛好者にパンツを奪われてしまい、あえなく失敗。
　再度狸吉は挑戦するも、今度は「鼓修理」がフライングしスプリンクラーの水を学校に放出。待ち伏せ場所に月見草朧が現れてしまう。ＳＯＸスタイルだった狸吉は、必殺「電気あんま」で応戦。そして彼の正体が実は「男の娘」であったという衝撃の事実が！しかしこの男、喜怒哀楽を全く表さないし９話のタイトルが「アンドロイドは電気アンマの夢を見るか」というところから､実はロボツトなんじゃないだろうか。
　やがて駆けつけたアンナ先輩は、ＳＯＸバージョンの狸吉を「グルルルルルルルルルゥ…グルルルルルルルルルゥ 」と唸って睨み付けます。もはや人間ではない「完全な野獣」。だが、偽狸吉（とアンナは思っている）の脱いだパンツが狸吉と同じ匂いなので忘れて食らいつきエビ反って歓喜しちゃいます。ああ何て可愛いんだ､アンナ先輩・・・・・。
　第１０話、全身に女性用の白い下着を巻きつけた《頂の白》は、遂に配下と共に４２台ものバスジャックを起こし、鼓修理はＳＯＸを裏切り「群れた布地」に味方をしてしまう。ＳＯＸは最大のピンチに。
　それにしてもこのアニメ、原作者には失礼ですがラノベより数段面白く作られてますね。毎回「はわわ・・・」など舌足らずな可愛い台詞を言うアニオリキャラの「びんかんちゃん」を癒やしに起用し、本来なら出番の少なくなる轟力先輩も狸吉との「カップリング妄想」を助長さるため適時に登場させ、アンナ会長の淫乱描写は「原作の３割増し」など、脚本は非常に綿密に練られており、視聴者を飽きさせません。