ザ・ビートルズ・サウンド 最後の真実 の感想
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参照データ
タイトル | ザ・ビートルズ・サウンド 最後の真実 |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | ジェフ エメリック |
販売元 | 河出書房新社 |
JANコード | 9784309277165 |
カテゴリ | ジャンル別 » エンターテイメント » 音楽 » 海外のロック・ポップス |
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購入者の感想
レコーディングエンジニアが著した600ページ近くもある大作ですが、大半はビートルズとの日々、特にリボルバーからアビーロードまでの話で占められています。ビートルズ関連の書物は「アンソロジー」と「レコーディングセッション」で充分と考えてましたが、ここに本書が加わったかなという気がします。「2人や3人では喧嘩しないのになぜか4人揃うと口論になった」とか「アルバムアビーロードのタイトルを示唆したのはリンゴだった(「レコーディングセッション」ではそこまでは触れられてませんでした)」とか、マニアには興味深いエピソードが満載です。メンバーの発言も実にストレートに記載されていて結構笑えます。スタジオ時代の4人の姿がこの本で随分とはっきりしました。ジョンが好きな私ですが、著者の書き方(=全体としてはポール擁護の立場)には特に腹立たしくもなりませんでした。主観的な表現もありますが、現場にいたエンジニアはそう考えてるんだなあ、と思えば別にいいのでは。マニアを自負する方には是非読んでいただきたいです。初心者の方にはちょっと話が細かいかな、というのと、日本版付録の座談会が余分なので、星4つにします。