KENOH ニューFクランプ 450mm F-450N の感想

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　木工作業では道具や工具の固定は極めて大切です。鉋がけ、穴あけ、貼り合わせ、治具や工具の固定を作業台に挟んだりします。例えば蚤の作業では、素材に乗っかって体重をかけて作業したりする先輩方の光景も目にしますと、乱暴ですが、片手で素材を押さえながらやろうなんてことは不通は考えられないわけです。
　私の場合は箱物（スピーカー）作りを趣味でやりますから、今回、Fクランプを購入するにあたり、どれくらいの厚さ（長さ）を挟むかを考え、板厚と完成時の長手方向のサイズでこの長さを選びました。※木を整える作業や板取作業は、ハタガネで賄えるので、このFクランプはパーツの仮組み作業以降から使うことを考えました。
ところで、人生の先輩方のコトバに「大は小を兼ねる」という教えがあります。つまり、この商品も大（長いもの）を買っておけば、小（短いもの）もカバーできると解釈ができます。しかし、扱う板厚等により工具や治具によっては、長いFクランプが邪魔で作業しにくいこともあり、逆に短いFクランプのほうが、有利な場合が少なからずあります。「長さ的には満たす」という意味では、大は小を兼ねますが、作業上の「使い勝手」でみれば「杓子(しゃくし)は耳掻(みみか)きにならず」ということにもなります。結局短いのも揃えることになりました（笑）やはり、作業上、ある程度の本数を揃えたいですから、長さについては、よ〜く考えてください。
なお、キャッチ面のゴムパットは25ミリｘ45ミリに対して、半径25ミリの真円のゴムパットをスライドして板をサンドイッチする仕掛け。クランプの咥え幅は最大95ミリ（キャッチ面45ミリを含む）、固定時の締め付け部分のネジ山の長さは60ミリ（つまり首下60ミリのネジ）、ハンドル部は硬質プラ製でグリップは滑り止めゴムになっていますから、女性や子供で締め付けが気になるならば、軍手をして締め付けることもできます。
この商品は通常使用する上で問題はないでしょう。スペアーのゴムパットも付属！この商品を皆さんへオススメします。