3・11後の建築と社会デザイン (平凡社新書) の感想

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タイトル3・11後の建築と社会デザイン (平凡社新書)
発売日販売日未定
販売元平凡社
JANコード9784582856125
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震災から4か月近く後に、
「3・11後の社会デザイン――東北の再生と東京の再編」
と題して行われたシンポジウムを書籍化した本。

まえがきによると、三浦展、藤村龍至、山本理顕の各氏が
中心となって、建築や社会学、経済学などの人に声をかけ、
実現したもの。

山本氏の、「震災で被害を受け、津波で流された「住宅」と、
それを推し進めてきた「政治・行政・経済」のあり方自体が、
全否定されたのではないか」という、問題提起からはじまって、
個々のパネリストが、それぞれの立場から、
けっこう濃厚に意見を述べ合っている。

ネットで「仮り住まいの輪」という、不動産の空き物件を
融通しあう仕組みの話や、仮設住宅の家の並びについての話、
コミュニティをどう構築していくか、といった話、
中山間離島地域の再生の話、景観の話、アーキテクトとしての建築家
など、どれも興味深く読んだ。

出てきている問題を、どう解決していくかは、
とても難しいことだが、シンポジウムをもとにしたというわりに、
問題がよく整理されていて、いい。

ちなみに、2部にわかれて行われた
シンポジウムのパネリストは以下。

○司会 三浦展、藤村龍至

○第1部 社会・地域・居住
・松原隆一郎(社会経済学、相関社会科学 東京大学教授)
・中村陽一(NPO/NGO論・地域社会論 立教大学教授)
・大月敏雄(東京大学准教授)
・島原万丈(リクルート住宅総研主任研究員)
・山本理顕(建築家 日本大学大学院特任教授)
・藤村正之(社会学 上智大学教授)

○第2部 国土・都市・建築
・大野秀敏(建築家 東大教授)
・松隈章(建築家 竹下工務店)
・山崎亮(コミュニティデザイナー studio-L主宰)
・永山祐子(建築家 永山祐子建築設計主宰)
・家成俊勝(建築家 ドットアーキテクツ共同主宰)

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