マブラヴ オルタネイティヴ トータル・イクリプス メモリアルアートブック (ホビージャパンMOOK 642) の感想

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まず一言言わせてほしい。「何だこの値段設定？」

ざっくりと説明しますと、この本には
・『帝都燃ゆ』関連
・『Total Eclipse』関連
・版権画
の3つのパートがあります。
前半2つは、ゲームの設定資料集ではよくあるキャラ紹介、ストーリー紹介、CG一覧…といったごく普通の内容が並び、
版権画は抱き枕イラストみたいなゲームに収録されていないようなものが掲載されています。ほんの数点ですが。
…まあ、うん。設定資料集としてはよくある内容です。いかにも普通の設定資料集という感じ。

で、その上でなぜ星2かと言うと、
・なんでこのページ数でこんな高いの？(207ページ）
・シリーズ初の「高精細印刷」を採用…って、あの、どこを見てもゲーム内CGが一面になってるページがないんですけど…(一部扉絵は除く）
という2点。分かりやすく説明しましょうか。
他社の本との比較になりますが、そうですね。『ロロナ＆トトリ＆メルルのアトリエ プレミアムアートブック』(4,104円)を例に出します。
この本の謳い文句はこうです。『256Pの特大ボリュームとFMハイビジョン印刷を駆使した超高精細印刷で綴る究極の「アトリエ」画集！』
これ、内容すごいしっかりしてるんですね。256ページあって、白い部分ほとんどないんですよ。感動もの。

で、比べてこのTEの本。読みましたよ。頭から尻までしっかり読みました。感想。「白ばっかりやんけ！」
もう失望しましたよね。真っ白な部分の多いこと多いこと。しかも前述したとおり、CGが大きく印刷されてるページ、ほとんどありません。
「CG１枚１枚が小さい」。…この本のタイトル「メモリアルアートブック」ですよね？ アート要素全然ないんですが…

オルタなどのメモリアルアートブックならまだこれでも許されたんですがね。なんせ「高精細印刷」を謳っていないから。
この本はせっかくの高精細印刷が、CG小さすぎのせいで全然恩恵に預かれてません。価格つり上げの言い訳にしたかったのかと疑うレベル。