ミクロ経済学〈2〉効率化と格差是正 (プログレッシブ経済学シリーズ) の感想
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参照データ
タイトル | ミクロ経済学〈2〉効率化と格差是正 (プログレッシブ経済学シリーズ) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 八田 達夫 |
販売元 | 東洋経済新報社 |
JANコード | 9784492813003 |
カテゴリ | ビジネス・経済 » 経済学・経済事情 » 経済学 » ミクロ経済学 |
購入者の感想
『ミクロ経済学の力』をメインに、本書の上下巻を副読本にして、併読していくと非常に楽しい。
通底するテーマは、レビュータイトルの通りである。
通底するテーマは、レビュータイトルの通りである。
本書の18章と19章は、ミクロ経済学のエッセンスを要約している。
18章は消費理論と生産理論を、続く19章は競争均衡の効率性を説明しているが、これが初歩から丁寧に説明されており、大変わかりやすい。特に18章は、消費生産理論のうち、競争均衡の効率性を示すのに不必要な部分をすべて省いているため、極めて明快になっている。
ところで、通常のミクロ教科書には、限界効用均等の法則や限界生産力均等の法則の説明はあるが、それらを何に使うかは教えてくれない。しかし、この本の18章は、これら二つの法則を有効に用いて、均衡の効率性を示している。公務員試験などの準備のために、武隈ミクロや茂木の『らくらくミクロ経済学入門』を読む予定のひとたちは、事前に本書の18章、19章を読んでおくと、なぜ消費の理論や生産の理論を学ばなければいけないのかがはっきりするため、見通しがよくなり、ストレスを感じなくて済むだろう。0
18章は消費理論と生産理論を、続く19章は競争均衡の効率性を説明しているが、これが初歩から丁寧に説明されており、大変わかりやすい。特に18章は、消費生産理論のうち、競争均衡の効率性を示すのに不必要な部分をすべて省いているため、極めて明快になっている。
ところで、通常のミクロ教科書には、限界効用均等の法則や限界生産力均等の法則の説明はあるが、それらを何に使うかは教えてくれない。しかし、この本の18章は、これら二つの法則を有効に用いて、均衡の効率性を示している。公務員試験などの準備のために、武隈ミクロや茂木の『らくらくミクロ経済学入門』を読む予定のひとたちは、事前に本書の18章、19章を読んでおくと、なぜ消費の理論や生産の理論を学ばなければいけないのかがはっきりするため、見通しがよくなり、ストレスを感じなくて済むだろう。0