高倉健主演 東映映画セレクション Blu‐ray BOX(初回生産限定) [Blu-ray] の感想

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「新幹線大爆破」のみを購入したいと思ってる人は私だけじゃないはず。
絶対売れますし、メーカーの決断を待ってます。

高倉健さんは本（脚本）をきちんと読みその役に自己投影できるものしか出演しなかったことはよく知られています。

（若い頃は契約の関係でそうではなかったこともあった様ですが、映画に出ることは自分のためではなくその映画に関わっているひと、極端にいえば上映する映画館のひとやその売店で働いていらっしゃるひと等の生活が自分の映画で生計をたてていらっしゃると必死に撮影にのぞみ年十数本の映画に出演していたこともありました。）

確かに若き頃は正直、任侠ものが高倉健さんが出演すれば多くの人がそれを観て楽しみ、映画関係者も生計を立てられました。

高倉健さんもそのことを思いハードな撮影スケジュールを一生懸命必死の思いで演じていたのでしょう・・・

ひとによっては「高倉健（さん）はスター気取りでお金もちでさぞやいい気持ちなんだろう。」と当時、眉をひそめていたひともいたでしょう。

しかし、高倉健さんはほんとうの「スター」でありながら、いつも謙虚さが、多くのひとに感じられたように思いました。

これはとても不思議なんですけど・・・

ただ、あまりに映画会社に恩義をたてすぎたため、高倉健さん≒やくざ役というイメージがついてまわりました。（わたしは誤解なくいえば昔のやくざと呼ばれたひとは、一般人には危害を与えない、その地区に住んでいる人達を守ることで金銭を得る（当時は今ほど警察等で自治区が守られていなかったので）という古いいい方でいえば「仁義」に生きる人達のことでした。誤解なく言えば高倉健さんが演じた、やくざは正義のひとだったのです。）

さて、わたしは若き日の任侠ものも素晴らしいと思いますが、フリーになって、御自身がこれはいい。と心から納得されて撮影したものこそ

高倉健さんが「ほんとうに」伝えたかったことだと思います。

そしてこのBOXは（試行錯誤もあったかもしれませんが）まさにそのものです。

どの作品も家族で観て楽しめ観たあといろいろと話したり考えたり、ひととひとが夢を願い、この限りある命によい意味での後押しをふきこんでくれるものばかりです。