もういちど読む数研の高校生物 第1巻 の感想

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参照データ

タイトルもういちど読む数研の高校生物 第1巻
発売日販売日未定
販売元数研出版
JANコード9784410139574
カテゴリジャンル別 » 教育・学参・受験 » 高校教科書・参考書 » 生物

購入者の感想

こちらの書籍の記述は数研出版の教科書に書かれている内容とほぼ同一ですので、他の教科書と比べても詳しく丁寧な説明で解り易いです。
数研出版の教科書は難しいとされていますが、他の教科書よりも説明が詳しいので分厚く文字量が多いだけです。
情報量が多いので寧ろ解り易いのですが、あまり勉強の得意でない高校生には文字量が多いだけで難しく感じてしまうという事だと思います。

ただこちらの書籍は生物基礎と生物の記載順序とは全く違う構成となっております。
ですのである単元を読んで、その部分を問題集でやっていこうというやり方は出来ません。
その辺は使い辛いと思います。

実教科書とは記載の順序を変えるのが解り易くする為ならまだ理解出来るのですが、必ずしもそうはなっていないと思います。
特に1巻目の最初の章は後に書いてある事を読まないと全く解らない箇所も散見されます。

ですので教科書を購入する手間が面倒でなければそちらで学習された方が無難でしょう。
一般人にも小売販売してくれる教科書専門の本屋も存在しますので(多分通販も可能だと思います)、学校関係者でなくても手に入ります。

もしかするとこの本の読者の主力は大学生以上の方々で、問題集等の演習を前提とされてない方々なのかもしれません。
そういう方々にとっては★5を与えても良いかもしれません(上記の如く1巻の前半は多少困難がありますが)。

但し幾らかの箇所(精々3~4箇所程度です)はこの本だけでは記述が少なく、かなり理解が困難な部分がありますのでその部分はチャート式生物をお勧めします。
この本とチャート式生物があれば、理論はほぼ完全網羅となります。

あと遺伝の部分はチャート式の記載でも(複雑なものは)少々解り難い面もありますので、

大学入試にでる生物〈遺伝〉が面白いほどわかる本 (大堀 求/中経出版)

がお勧めです。遺伝にフォーカスした参考書ではダントツで解り易いです。

上記3冊があれば、高校生物の理解はほぼ完璧に出来ると思います。

高校生物の教科書よりも一歩進んだ深い内容が書かれているのかな?と期待して購入しましたが、内容は本当に教科書の内容を忠実に再現してあるものでした。でも、「もういちど」教科書の内容を読み直したい方には打って付けだと思います。現在の教科書は、最新の知識や話題について行けるようにという文部科学省の配慮(?)からか、この2~3年内容はかなり最新ネタを重要視していますので読み物としても面白いと思います。

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