休み時間の薬理学 (休み時間シリーズ) の感想

356 人が閲覧しました
アマゾンで購入する

参照データ

タイトル休み時間の薬理学 (休み時間シリーズ)
発売日販売日未定
製作者丸山 敬
販売元講談社
JANコード9784061557062
カテゴリジャンル別 » 医学・薬学・看護学・歯科学 » 薬学 » 基礎薬学

※サンプル画像

購入者の感想

本文約180頁のうち、薬理学全般に関する基本を取り扱っているのは前半90頁のみであり、後半は薬のタイプごとの各論と生物学の基礎。

前半では主に、投与経路(Chapter 2:消化器官の働き、つまり吸収・代謝・排泄と、それらに合わせた投与方法のありかた)、薬物動態(Chapter 3:血中蛋白質との結合、薬物間相互作用、血中濃度、薬の代謝と排泄)、作用機序(Chapter 4:受容体と化学物質の反応のしくみ)を取り扱っている。

後半では、感染症治療薬、消毒薬、抗炎症薬、抗癌剤、漢方薬、自律神経系、栄養、サプリメント等が取り上げられている。個人的には、最近市場の発展が著しい抗炎症薬や抗癌剤等は興味深く読んだが、このような一般書籍に分類されるような入門書に各論を求めていないため、前半をもう少し広く深く解説して欲しかった。特に、総論理解の重要性をまえがきで説いている本書ならば、なおさらである。

尚、対象としている読者がよく分からなくなる程に、内容の難易度が中途半端だった印象を受けた。薬学のバックグラウンドが無い人はあまり理解できないであろう一方で、バックグラウンドがある人にとっては簡単すぎると思われる。一般書籍としての本書の位置づけを考えれば、もっと基本的なところから徹底的に解説した方がよいのではないかと思う。

あなたの感想と評価

コメント欄

関連商品の価格と中古

休み時間の薬理学 (休み時間シリーズ) を買う

アマゾンで購入する
講談社から発売された丸山 敬の休み時間の薬理学 (休み時間シリーズ)(JAN:9784061557062)の感想と評価
2018 - copyright© アマゾン通販の感想と評価 all rights reserved.