特捜部Q 知りすぎたマルコ の感想
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参照データ
タイトル | 特捜部Q 知りすぎたマルコ |
発売日 | 2014-08-28 |
製作者 | ユッシ エーズラ オールスン |
販売元 | 早川書房 |
JANコード | 登録されていません |
カテゴリ | ジャンル別 » 文学・評論 » 文芸作品 » その他の外国文学 |
購入者の感想
犯罪組織の一員だが、きわめて頭が良く向上心のある少年マルコと、
デンマークの政府開発援助をめぐる腐敗が絡み合う本作。
『特捜部Q』の面々、カール、アサド、ローセが本作でも活躍しますが
15歳のマルコが圧倒的な存在感を見せています。
ミステリとしては、確かにこれまでの作品に比べるとシンプルでそれほどのひねりはなく、
スピーディな逃亡劇の方に重点が置かれています。そして国際社会の芳しからぬ面に関わっている
腐敗した官僚など、デンマークの闇の部分も充分に描かれています。
カールの身辺でも嬉しい変化があり、アサドの秘密も少しずつその正体が明らかになっていくような……
『特捜部Q』シリーズのファンとしては、この面々の活躍を楽しみながら読んでいます。
アフリカ、東欧など周辺諸国のさまざまな犯罪者と関わっていく『特捜部Q』、
毒舌家だけど、実は人情家で憎めないカール・マーク警部補の奮闘が本作でも堪能できますが、
ミステリアスな助手アサドや奔放なローセ、そしてなんだか頼りない新メンバーからも目が離せません。
デンマークの政府開発援助をめぐる腐敗が絡み合う本作。
『特捜部Q』の面々、カール、アサド、ローセが本作でも活躍しますが
15歳のマルコが圧倒的な存在感を見せています。
ミステリとしては、確かにこれまでの作品に比べるとシンプルでそれほどのひねりはなく、
スピーディな逃亡劇の方に重点が置かれています。そして国際社会の芳しからぬ面に関わっている
腐敗した官僚など、デンマークの闇の部分も充分に描かれています。
カールの身辺でも嬉しい変化があり、アサドの秘密も少しずつその正体が明らかになっていくような……
『特捜部Q』シリーズのファンとしては、この面々の活躍を楽しみながら読んでいます。
アフリカ、東欧など周辺諸国のさまざまな犯罪者と関わっていく『特捜部Q』、
毒舌家だけど、実は人情家で憎めないカール・マーク警部補の奮闘が本作でも堪能できますが、
ミステリアスな助手アサドや奔放なローセ、そしてなんだか頼りない新メンバーからも目が離せません。
早くも第五作。
特捜部Qに新たな厄介者が追加されたんですが、彼はまだ周囲を掻きまわして邪魔するだけで、影が薄いこと。
それよりも、今回の主人公は少年マルコでしょう。
犯罪者集団クランの一員として、幼い頃は物乞いを、大きくなるとスリ、かっぱらいとしての腕を磨いてきた少年なんですが、事件に巻き込まれてある犯罪の証拠を見てしまい、クランに追われる羽目に。
賢くてけなげなマルコに、いつしか読みながら心の中で叫びます。
「はやくマルコを助けてよ!」
このシリーズ、帯のコピーも名作なんですよね。
特捜部Qに新たな厄介者が追加されたんですが、彼はまだ周囲を掻きまわして邪魔するだけで、影が薄いこと。
それよりも、今回の主人公は少年マルコでしょう。
犯罪者集団クランの一員として、幼い頃は物乞いを、大きくなるとスリ、かっぱらいとしての腕を磨いてきた少年なんですが、事件に巻き込まれてある犯罪の証拠を見てしまい、クランに追われる羽目に。
賢くてけなげなマルコに、いつしか読みながら心の中で叫びます。
「はやくマルコを助けてよ!」
このシリーズ、帯のコピーも名作なんですよね。