グラナドス:スペイン舞曲集 の感想
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参照データ
タイトル | グラナドス:スペイン舞曲集 |
発売日 | 1995-11-22 |
アーティスト | ラローチャ(アリシア・デ) |
販売元 | BMGビクター |
JANコード | 4988017058855 |
Disc 1 : | スペイン舞曲集 メヌエット:Allegro スペイン舞曲集 オリエンタル:Andante スペイン舞曲集 サラバンダ:Energico スペイン舞曲集 ビリャネスカ:Allegretto,alla pastorale スペイン舞曲集 アンダルーサ:Andantino,quasi allegretto スペイン舞曲集 ロンダーリャ・アラゴネーサ(ホタ):Allegretto,poco a poco accelerando スペイン舞曲集 バレンシアーナ:Allegro airoso スペイン舞曲集 アストゥリアーナ:Assai moderato スペイン舞曲集 マズルカ:Molto allegro brillante スペイン舞曲集 ダンサ・トリステ:Allegretto スペイン舞曲集 サンブラ:Largo a piacer;Andante con moto スペイン舞曲集 アラベスカ:Andante 詩的なワルツ集 |
カテゴリ | ミュージック » ジャンル別 » クラシック » 室内楽・器楽曲 |
購入者の感想
ホールの最後部で聞いている感じがしました。
スペインピアノ界の女王、アリシア・デ・ラローチャが弾くグラナドスのスペイン舞曲集。彼女にとっては3回目の録音で、聞き比べた中では最も完成度の高いものだと思う。スペインの太陽を思わせるような明るく陽気な音、緩徐部分で見せる歌心、そして何より舞曲独特のリズム感と、ラローチャが弾くグラナドスには3拍子全てが揃っている。それはスペイン舞曲でも十分に堪能できるが、同時に収められた主題といくつかの変奏からなる「詩的なワルツ」では、それをより凝縮した形で楽しめる。
ラローチャの演奏はそれ自体を楽しむのと同時に、楽曲の研究にも重要な役割がある。グラナドスは意外にアバウトな人だったようで、楽譜にはしばしば自筆に基づくと思われるミスや脱落がある。演奏者はそれぞれ自分で校訂をして弾いているが、ラローチャはグラナドスの孫弟子で、実際に指導を受けたこともある人物。ボイルー社から出版されているラローチャ版の楽譜とあわせて、CDで聴く実際の演奏も、グラナドス演奏の模範となる重要なものだ。
ラローチャの演奏はそれ自体を楽しむのと同時に、楽曲の研究にも重要な役割がある。グラナドスは意外にアバウトな人だったようで、楽譜にはしばしば自筆に基づくと思われるミスや脱落がある。演奏者はそれぞれ自分で校訂をして弾いているが、ラローチャはグラナドスの孫弟子で、実際に指導を受けたこともある人物。ボイルー社から出版されているラローチャ版の楽譜とあわせて、CDで聴く実際の演奏も、グラナドス演奏の模範となる重要なものだ。