Violin Sonatas の感想
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参照データ
タイトル | Violin Sonatas |
発売日 | 2014-10-07 |
アーティスト | Capucon |
販売元 | Erato |
JANコード | 0825646250189 |
カテゴリ | ミュージック » ジャンル別 » クラシック » 室内楽・器楽曲 |
※サンプル画像
購入者の感想
2014年2月にNHK-FMの「ベストオブクラシック」で、プラハの春音楽祭2013におけるルノー・カプソン&カティア・ブニアティシヴィリの演奏会が放送されました。バルトークのソナタ第2番が目当てで聴いていたのですが、聴いているうちにどんどん引き込まれ、2曲目のベートーヴェンのスプリング・ソナタを経て、フランクのヴァイオリン・ソナタに到達したときには、あまりの素晴らしさに時間を忘れて聴き入って、終わったときには涙が出るほど感動しました。そしてこの両者の組み合わせでフランクのソナタがレコーディングされたというニュースを聴き、新譜の発売を待ちわびていました。
購入後、さっそくフランクのソナタから聴きました。演奏の印象は、白熱のプラハ・ライブの再現というわけにはいかず、演奏の設計は同じながら、冷静に仕上げたスタジオ録音、という感じです。しかしライブ録音と比較しなければこの演奏も十分に素晴らしく、細部のきめ細かな仕上がりや、ヴァイオリンの響きの美しさといった、ライブを上回る美点もあります。録音状態は、ピアノはたっぷりと響いてスピーカーの間の空間を満たし、ヴァイオリンはスピーカーの中央にくっきりと定位します。やわらかいピアノの響きが印象的で、とても美しいのですが、豊かな響きが終楽章のブニアティシヴィリの演奏の激しさを削いでいるような気もしました。グリーグとドヴォルザークも、まずは模範的な仕上がりだと感じます。
購入後、さっそくフランクのソナタから聴きました。演奏の印象は、白熱のプラハ・ライブの再現というわけにはいかず、演奏の設計は同じながら、冷静に仕上げたスタジオ録音、という感じです。しかしライブ録音と比較しなければこの演奏も十分に素晴らしく、細部のきめ細かな仕上がりや、ヴァイオリンの響きの美しさといった、ライブを上回る美点もあります。録音状態は、ピアノはたっぷりと響いてスピーカーの間の空間を満たし、ヴァイオリンはスピーカーの中央にくっきりと定位します。やわらかいピアノの響きが印象的で、とても美しいのですが、豊かな響きが終楽章のブニアティシヴィリの演奏の激しさを削いでいるような気もしました。グリーグとドヴォルザークも、まずは模範的な仕上がりだと感じます。