Casa BRUTUS特別編集 安藤忠雄 ザ・ベスト (マガジンハウスムック) の感想

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安藤忠雄氏の著作を読んで、興味がわき、彼の建築物を見たくなり、手にした本です。

沢山、本が出ているのはわかっていましたが、どれも、本格的に買おうとすると、１冊が高いことに加えて、住宅・美術館・・・建築物ごとに別れていたり、時代別に分かれていたり、要は、数冊買わないといけない。

というわけで、比較的、安い値段で、世界のＡＮＤＯの建築物が概観できる本書を、手に取った次第です。

で、予想通りですが、有名な建築物でも、両面見開きの２Ｐ程度の紹介で、全容を知るには不十分でした。

現物の全容を知るためには、実際に、出かけるか、お金をためて、全冊、集めたら、数万円になるシリーズを買わないといけないということですね。

ただ、それを待っていては、いつになるやらわかりませんので、概要を知るには、まあ、本書あたりからかなと思います。

また、本書を読んで初めて気付いたのは、

・コンクリート打ちっ放しというイメージがありましたが、木造等の建築物も建てている
・独創的な建築物を造るというよりは、その街に合った建築物を建てている
・ジョルジオアルマーニ、ベネトン、Ｕ２のヴォノら、著名アーティストからの、直の依頼が多い

といったところでしょうか。さすが、世界のＡＮＤＯという感じで、コスト対バリューということでは、充分、満足できる本でした。

安藤忠雄さんデザインの光の美術館に行って以来、たまに特集などで読んだことはありましたが、一冊まるごと安藤さんの作品を学ぶことはなかったので、Casa BRUTUSの過去特集をまとめたという本誌を買いました。

さすが、過去をまとめただけあって、どのページも見応えがあり勉強になります。