オルドビス紀・シルル紀の生物 (生物ミステリー (生物ミステリープロ)) の感想

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参照データ

タイトルオルドビス紀・シルル紀の生物 (生物ミステリー (生物ミステリープロ))
発売日販売日未定
製作者土屋 健
販売元技術評論社
JANコード9784774160856
カテゴリジャンル別 » 科学・テクノロジー » 地球科学・エコロジー » 地球科学

購入者の感想

写真、イラストがとても綺麗で、とても読みやすいです。 
このイラストと説明のカップリングは、著者の土屋氏のNewtonの編集の経験が十分に活かされていて、良書だと思います。

特に化石でしか分からない古生物に関しては、写真やイラストがないと、生物の空想すら困難なので、このような書は1地質時代に一冊くらいは欲しいですね。

今回はオルドビス紀・シルル紀の2地質時代をまとめられちゃいましたが、これでだいたいの形態を認識すれば、それ以外の生物は化石の検索で多少は形態がつかめていくと思います。

オルドビス紀・シルル紀最強の捕食者は、頭足類とウミサソリという事すら知らなかった僕ですが、この本を読んで少しは両時代を理解できたと思います。

生命の多様化が爆発したと言われるカンブリア紀 シルル紀 の生命の痕跡がこのような形で残されており、なおかつ美しい写真で見ることが出来るのはこの時期に興味があるものにとっては非常な喜びである。

 「エディアカラ、カンブリア」紀に続く「オルドビス、シルル」紀。
著者も書いておられるように、決して華々しい時代ではない。
しかしこの時代をデボン紀の序章として捉え、三葉虫とウミサソリを中心に記述されている。
 三葉虫とウミサソリについての記述はなかなか面白い。

 オルドビス、シルルという二つの「紀」をパースペクティブに捉えているわけではない。
「窓」という表現からもわかるとおり、いくつかの頁岩層の化石生物を解説する形の記述である。
全体を概観することが出来ない古生代の生態系を、代表的な化石群に光を当てながら多様化(進化)の跡を追い、氷河期による大量絶滅等のイベントとの関連についても記述されている。
 
 フィールド図鑑のような趣きも感じられるほどリアルでエキサイティングだが、記述内容は時系列的に行きつ戻りつするし、一部重複もあって必ずしも読みやすいものではない。
しかし、その弱点を補って余りあるカラーイラストが素晴らしい。

 次は、いよいよ魚の紀、デボン紀だそうだ。
早く読みたいのだが、ところでこのシリーズ、全何巻なのか、どの時代「紀」がカバーされるのか古生代だけなのか情報がない。
どなたか、ご存知ありませんか。

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