大草原の『小さな家の料理の本』 ローラ・インガルス一家の物語から の感想

186 人が閲覧しました

高校時代に購入したので、既にもう３０年近く経っていますが、私の大切な一冊です。
「大草原シリーズ」の本の楽しみの大きな一つが「食べる事」にあると思います。
私は一番最初に「エドワーズさんがサンタクロースから貰ってきたプレゼント」の中に入っていた真っ白なケーキを焼いてみました。焼いてみてわかったのは、これはケーキと言うより、クッキーだったんですね。ラードという食品を初めて知って、一生懸命スーパーマーケットで探した事も懐かしい思い出です。
バーバラ・ウォーカーさんのこの料理本は、大変判りやすく、アメリカの食の歴史も辿れ、大変貴重な一冊だと思います。何よりやっぱり挿絵がガース・ウィリアム氏というのもノスタルジア溢れる一冊になっている理由かと思います。

正直に申します。実はこのレビューは既にアマゾンさんでは「古書」扱いになっている「小さな家の料理の本」から同じ内容のものを掲載させて頂きました。理由を申し上げます。
私は既にこの本が文化出版局さんから原価再販されているのを、実は今日まで知らなかったのです。
一回絶版になった本を原価再販して下さった文化出版局さんの英断に心から感激し、感謝の拍手を贈りたいと思います。この本が３０年前と同じ感動をたくさんの方とわかちあえる事に本当に嬉しく思います。
今ネットでも本が読める時代、やはり読書の楽しみ。１ページずつページを繰る楽しみ、そして本の手触りに感動する方はたくさんおいでだと思います。本当にありがとうございます。

そして文化出版局さんにもう一冊、是非原価再販のお願いがございます。

同じ本間千枝子さんが書かれて、この「小さな家の料理の本」と姉妹編とも言える本「ローラのお料理ノート―むかしむかし大きな森の小さな家の台所で」（この本も文化出版局さんが出版です。）も原価再販して頂けないでしょうか。（＞人＜）

この本も３０年前から一回も再販になってないようでとても残念です。
私自身もこの本は何度も手に入れたいと思いながら、絶版ゆえに高値がついてしまって図書館で一度読んだきりです。