ボカロ三昧大演奏会 (DVD2枚組) の感想

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私は正直ボーカロイドのジャンルが苦手なタイプの人間です。批判するつもりはないけど、今までボーカロイドを聞いてときめく事はありませんでした。「最近はボーカルの部分ですら機械が歌えるんだ」と技術的には凄いとは感じてたんですけどね、なんとなく機械が歌い、機械が演奏する部分に冷たさを感じてたのかもしれません。例外として「千本桜」が結構すきだったので、それの流れで和楽器バンドを知ったのですけど、ボカロ三昧の収録曲12曲（すでに発売されてたCDの事ね！）はすべて大好きになりました。なるほどね、人気があるのもうなずける、もちろん嫌いな人もいるだろうけど、楽曲そのものは悪くは無いんだなと思ったしだいです。和楽器バンドの演奏には機械が表現しきれないパワーを感じます。改めてボーカロイドの人気曲をチェックしたのだけど、やっぱりそんなにときめかないわけで・・・和楽器バンドがリメイクしたら好きになる楽曲はまだまだあるだろうなと思いました。
和楽器バンドの良い所は、もちろん、普通のバンドにはいない和楽器が混ざっていて独特の雰囲気があるところにあるのですけど、それぞれの演奏者がスペシャリストの所にあると思うわけです。ボーカロイドのように歌うにも演奏するにも厳しい曲を難なくこなしていく所が凄いと素人目で思います！
和楽器バンドは、ボーカルの鈴華さんのみのワンマンバンドでは無い所も気に入ってます。有名なバンドですらボーカールしか名前が解らないというのが結構あるなか、このバンドに関しては8人全員名前を覚えてしまいました。それだけ各メンバー個性があり注目がいってしまいます。なので、このdvdのような映像ソフトが生きてくると思うわけです。CDを聞いているだけでは、演奏者のすべてが伝わらない所もありますし、この難しい曲をここまで旨く弾けるのかというのも映像の方がより伝わりやすいです。ライブにはCDに収録されていない楽曲、演奏パフォーマンスも収録されてますので、この部分もCDしか知らない人に薦めたい部分です。和楽器バンドは見せるバンドでもあります。楽曲が好きな人は買っても損はしないのではと思います。