複合材料が一番わかる (しくみ図解) - 9784774155418
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参照データ
タイトル | 複合材料が一番わかる (しくみ図解) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 常深 信彦 |
販売元 | 技術評論社 |
JANコード | 9784774155418 |
カテゴリ | ジャンル別 » 科学・テクノロジー » 工学 » 工業基礎 |
購入者の感想
複合材料とは、2種類以上の材料を混ぜ合わせたときにその複数材料間に明確な境界があり、同時にそれぞれの元の材料より優れた特性を持った材料のことだという。だから、合金のように境界を有していないものは複合材料とは呼ばず、合板のようなものであれば複合材料と呼ぶことができる。このような、複合材料全般について解説した本。
複合材料は主に、有機材料、無機材料、金属材料、電子材料、複合材料に分類できる。特に現在注目されて利用範囲が拡大しているのは、ガラス繊維の複合材料であるGFREと、炭素繊維(カーボンファイバー)の複合材料であるCFRPであるという。
複合材料は「強化する側」「強化される側(母材)」の組み合わせによって構成される。主な例としては、以下のようなものが挙げられる。最右辺が強化される側である。
・鉄筋コンクリート=鉄筋+コンクリート
・モルタル壁=鉄網+モルタル材
・炭素繊維強化炭素複合材=炭素繊維+炭素
・C/Cコンポジット=短繊維もしくは長繊維+フェノール樹脂
・ガラス繊維強化熱硬化樹脂GFRP=ガラス繊維+プラスチック(エポキシ、ポリアミド等)
・炭素繊維強化熱可塑性樹脂CFRP=炭素繊維+熱可塑性樹脂
・ガラス繊維強化熱可塑性樹脂GFRTR=ガラス繊維+熱可塑性樹脂
複合材料の用途は幅広い。軽量化の切り札として注目を浴びている飛行機、ロケット、人工衛星、ゴルフクラブやテニスのラケット、釣具、油田掘削用のパイプやシールド材、燃料電池、風力発電のブレード、屋根の合成瓦、様々な種類の用紙、耐震補強、タイヤなど、実に多彩である。自動車で大々的に利用されるのはこれからだということだ。
主要な複合材料別に、成型方法についての解説が詳しく掲載されている。また、リサイクルについても多くのページを割いて説明している。複合材料が、私達の生活に欠かせないものになっていることに気づく。数式などは登場せず、図解が多い。カラー印刷ではない。
複合材料は主に、有機材料、無機材料、金属材料、電子材料、複合材料に分類できる。特に現在注目されて利用範囲が拡大しているのは、ガラス繊維の複合材料であるGFREと、炭素繊維(カーボンファイバー)の複合材料であるCFRPであるという。
複合材料は「強化する側」「強化される側(母材)」の組み合わせによって構成される。主な例としては、以下のようなものが挙げられる。最右辺が強化される側である。
・鉄筋コンクリート=鉄筋+コンクリート
・モルタル壁=鉄網+モルタル材
・炭素繊維強化炭素複合材=炭素繊維+炭素
・C/Cコンポジット=短繊維もしくは長繊維+フェノール樹脂
・ガラス繊維強化熱硬化樹脂GFRP=ガラス繊維+プラスチック(エポキシ、ポリアミド等)
・炭素繊維強化熱可塑性樹脂CFRP=炭素繊維+熱可塑性樹脂
・ガラス繊維強化熱可塑性樹脂GFRTR=ガラス繊維+熱可塑性樹脂
複合材料の用途は幅広い。軽量化の切り札として注目を浴びている飛行機、ロケット、人工衛星、ゴルフクラブやテニスのラケット、釣具、油田掘削用のパイプやシールド材、燃料電池、風力発電のブレード、屋根の合成瓦、様々な種類の用紙、耐震補強、タイヤなど、実に多彩である。自動車で大々的に利用されるのはこれからだということだ。
主要な複合材料別に、成型方法についての解説が詳しく掲載されている。また、リサイクルについても多くのページを割いて説明している。複合材料が、私達の生活に欠かせないものになっていることに気づく。数式などは登場せず、図解が多い。カラー印刷ではない。